会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」(第2回)議事次第(金融庁)

金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」(第2回)議事次第

1月23日に開催された金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」の会議資料が金融庁のサイトに掲載されています。

この回は、論点に関する事務局説明と、みさき投資という会社からのヒアリングがあったようです。

論点としては、「「財務情報」及び「記述情報(非財務情報)」の充実について」(検討課題の大項目のひとつ)ということで、以下のような項目が挙がっています。



それぞれの項目について、「英国FRCの戦略報告ガイダンス(2014年) 」や「米国SECのMD&Aガイダンス(2003年)」を紹介し、日本の現行ルールと対比させて説明するという資料になっているので、そうした海外の指針を参考にして改正するのでしょう。

ヒアリングの説明資料は、投資家が有価証券報告書をどのように活用しているかという内容です。けっこう丹念に有報を見ているようです。

前回会議の議事録も掲載中です。

金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」(第1回) 議事録

金融庁、企業の情報開示迅速化など議論(SankeiBiz)

「この日、有価証券報告書から投資家が読み取りたいことについて説明があり、投資家側から、かつて記載されていた製造原価明細書などが現在は削除されているが、「経営の意志としてどこにコストをかけているのかが分からなくなった」との意見が出た。」

「審議会では、情報開示の方法が米英に比べ、遅れているとの意見も相次いだ。今後、情報開示をめぐる課題として、政策保有株式や役員報酬の決定方針などの情報提供の充実▽会計監査にかかわる情報や情報開示のタイミングの確保に向けた取り組み-などが議論される見通し。」

当サイトの関連記事(前回会議の資料について)

コメント一覧

AY
東芝の開示から反省し・学ぶべきものはないのか。
例えば、「のれんの減損に関する開示」など。
いつも具体性のない議論ばかりだ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「金融庁」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事