英領ケイマン諸島に対する日本の金融機関の投資や融資の残高が、昨年末時点で5220億ドル(約63兆円)に上るという記事。
「BISの国際資金取引統計によると、日本に所在する銀行(海外銀行の日本支店を含む)が、海外との金融取引に対する税負担を軽減している国や地域(オフショア市場)に向けて投融資している資金の残高は、15年12月末時点で8537億ドル(約102兆円)。00年末から2・8倍に拡大した。」
「オフショア市場向けの中では、ケイマン諸島の割合が61%と突出。ケイマン諸島に設立された資産運用会社や、企業から売掛債権を買い取る特別目的会社(SPC)などに資金が流れ込んでいるとみられる。財務省と日銀が集計する国際収支統計でも、銀行以外の企業などを含む証券投資残高は14年末時点に63兆円に達した。
あるメガバンクは「ケイマン諸島は企業の設立が容易で、海外との金融取引に伴う収益に課税されないため、運用収益が向上し、投資家により多くの配当や分配金を還元できる」と節税のメリットを説明する。」
節税ではありませんが、これだけ巨額だと、山一やオリンパスに匹敵する不正が隠れていても、わからないのでは。
いかにも夕刊紙という記事ですが...
パナマ文書で晒される 日本企業“61兆円”ケイマン隠れ資産(日刊ゲンダイ)
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