会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

シャープ、3カ月で再建計画練り直しへ 最終赤字4500億円見通し(Sankeibizより)

シャープ、3カ月で再建計画練り直しへ 最終赤字4500億円見通し

シャープの2013年3月期連結決算が、8月に公表した予想より悪化し、4500億円前後の最終赤字になる見通しであるという記事。

4~9月期では3900億円の赤字だそうです。

「関係者によると、太陽電池事業の収益の低下を受け、生産設備の減損などで約300億円の損失が発生。また、液晶パネルなどの在庫に対しても900億円前後の評価損を計上する。

 これらの減損処理や評価損を受け、繰延税金資産を約600億円取り崩すことから、計1800億円前後の損失・費用が上積みされるもようだ。

 このため、12年4~9月期連結決算は従来予想の2100億円の最終赤字から3900億円前後の赤字へと悪化する見通し。」

繰延税金資産に関しては、2012年3月期の有報の税効果会計の注記をみると、引当前の繰延税金資産約3300億円に対し、引当てがその時点で約2000億円なされています。残りの1300億円をどこまで取り崩すかという問題なのでしょう。

「11月1日に中間決算を発表する予定で、詰めを急いでいる」そうです。


(2012年3月期有報より)

シャープのV字回復、カギは新型液晶「IGZO」 大量発注に望み(Sankeibiz)

当社の業績に関する一部報道について(シャープ)(PDFファイル)

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