週刊経営財務の10月22日号(先週号)に、日本公認不正検査士協会のイベントでの元オリンパス社長・ウッドフォード氏の対談の内容が取り上げられていました(対談の相手は青山学院大学の八田教授)。
会計監査に関する部分を紹介します。
「八田教授:今般のオリンパス問題はあくまでも財務報告不正だ。それを防止・発見するのが会計監査だと思うが、オリンパスを監査していた事務所は本当に発見できなかったと思うか。あなたは日本の監査法人を信用しているか。
ウッドフォード氏:信用していない。日本の監査を信用していないのは私だけではない。世界の資本市場の皆が疑っているだろう。ジャイラスはオリンパスの子会社が買収したが、イギリスでその子会社を監査した監査事務所は監査報告書で「疑問あり」と指摘した。つまり、本社側の監査法人に問題があったとしか思えない。
八田教授:日本の監査法人がきちんと監査していれば、この問題はもっと早く発見することができたと思うか。
ウッドフォード氏:答えは「イエス」だ。」
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