東証1部上場の福井コンピュータホールディングスの社長が退任するという記事。
「蕗野社長を巡っては、従業員の管理・監督が行き届いていないとして、筆頭株主のアセットマネジメント(名古屋市)が解任を要求していた。」
筆頭株主が社長をクビにしたというふうにみえます。しかし、同社からは、筆頭株主と関係のある会社との関連当事者取引を問題視する以下のようなプレスリリースが同じ日に出ています。
第三者委員会設置に関するお知らせ (PDFファイル)
「当社監査役会より、当社グループと株式会社ダイテックとの関連当事者取引(以下「本件取引」といいます。)について、コンプライアンス違反の疑いがあり、コーポレートガバナンスの根幹に関する問題であると認識しており、独立した外部の複数の弁護士等によって構成される第三者委員会を設置し、同委員会による調査を実施するよう勧告がありました。これを受けて、当社は、平成 29 年9月 29 日付けで第三者委員会を設置いたしましたので、お知らせいたします。 」
筆頭株主(アセット社)は、ダイテックグループの投資・不動産管理会社だそうです。
福井コンピュータHD社長解任請求
筆頭株主「管理監督できていない」(9月5日)(福井新聞)
「アセット社は、建築設備向けCAD(コンピューター利用設計システム)の国内シェア1位で、ガソリンスタンドのPOSシステムも展開するダイテックグループの投資・不動産管理会社。福井コンHDの発行済み株式の42・42%を保有し、株主総会の招集を請求できる100分の3以上の議決権を満たしている。」
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