トーマツがビッグデータ活用監査(?)を拡大するという記事。
「監査法人トーマツは2018年3月期に、ビッグデータを活用した監査の対象を上場する全顧客の約900社へ拡大する。...ビッグデータの活用で監査品質を向上させ、不正リスクの早期発見につなげる。」
「トーマツは「オーディット・アナリティクス」と呼ぶ仕組みを12年から導入した。280人体制で運用し、16年3月期時点で約300社、17年3月期には約500社に対象を広げる。」
最近「監査品質に関する報告書」を公表しています。
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当サイトの関連記事(トーマツの監査品質報告書公表について)
当サイト記事では詳しく書きませんでしたが、再度報告書を見直してみると、「監査イノベーションが進める施策例」ということでふれています。
「Illumia / Audit Analyticsは、監査先企業の財務・非財務データを、様々な属性情報や外部データと組み合わせて分析・視覚化し、徹底的なリスクアプローチを行う手法です。監査人とデータサイエンティストが協働することで、監査人の経験則だけでは捉えられない相関や特異な傾向、推移を識別・検証することで、新たな不正リスクを検出しつつ、効率的かつ効果的な監査を実現しています。」(トーマツの報告書23ページ)
データサイエンティストは、実際、何人ぐらい在籍しているのでしょう。トーマツがデータサイエンティストを大量採用したという話は、あまり伝えられていませんが...。
他方、米PCAOBによる検査では、仕訳テストなどについて不備を指摘されています。
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当サイトの関連記事(米PCAOBによる検査結果について)
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