会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

テックビューロ株式会社に対する行政処分について(金融庁)

テックビューロ株式会社に対する行政処分について

金融庁は、仮想通貨交換業者であるテックビューロ株式会社に対する行政処分を、2018年9月25日に公表しました。処分の内容は、業務改善命令です。

「当社においては、平成30年9月14日(金)に当社が保有していた仮想通貨が不正に外部へ送信され、顧客からの預かり資産が流出するという事故(以下、「流出事案」)が発生した。

これを踏まえ、同年9月18日(火)、同法(資金決済に関する法律)第63条の15第1項の規定に基づく報告を求めたところ、発生原因の究明や顧客への対応、再発防止策等に関し、不十分なことが認められた。」(近畿財務局のサイトより)

仮想通貨流出「Zaif」の報告「全てにおいて不十分」 金融庁(ITmedia)

「今回の業務改善命令では、テックビューロに対し、流出トラブルの事実関係・原因の究明に加え、再発防止策、顧客被害への対応などを、9月27日までに書面で報告するよう求めている。期限まで2日間と猶予はないが、金融庁は顧客被害を重く見た。

流出トラブルを受け、テックビューロは顧客資産の財源確保のため、フィスコ、カイカの2社と支援契約を20日に締結したが、金融庁は「9月末までに約50億円の支援を受けるというが、当庁に具体的なスケジュールなどを示していない。今頃には計画が具体化していないといけない」と指摘する。」

テックビューロに業務改善命令、仮想通貨流出の説明不十分(ロイター)

SBI北尾社長「地域金融のフィンテック導入を支援」 都内で講演 (日経)

「SBIホールディングス(8473)の北尾吉孝社長は25日、金融庁と日本経済新聞社が都内で共催した金融とテクノロジーの融合をテーマにしたフィンテック・サミット「フィンサム2018&レグサム」で講演し、「地域金融機関へのフィンテックサービスを導入支援しビジネスモデルを再構築する」と述べた。」

「同サミットは9月25日~28日まで国内外の金融機関や大手企業、行政機関、スタートアップ企業などの関係者が、フィンテックがもたらす新たな金融や経済社会のあり方を議論する。」

金融庁も、イベントをやっている場合ではないような気もしますが...。

このイベントのウェブサイト。

http://finsum.jp/ja/

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