「アイ・エックス・アイ」(IXI)の架空循環取引事件で、前社長ら4人が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕されたという記事。
「IXIの各年3月期の有価証券報告書によると、売上高は02年25億円▽03年55億円▽04年113億円▽05年175億円▽06年401億円と記載され、急成長を果たしたように見える。
しかし、同社の管財人弁護士らによると、前社長らは01年ごろから循環取引を開始。取引が破綻(は・たん)する06年末ごろまでには、IT関連企業約20社を巻き込む状態に拡大した。02年3月期以降の売上総額約1205億円のうち、98%にあたる約1182億円が循環取引によるものと疑われるという。」
IXIの粉飾は外部の協力者なしには成立しない犯罪です。日本IBM、デル日本法人、ネットワンシステムズ、東京リース、日本ユニシスなどの名前が挙がっています(週刊東洋経済5月31日)。
この際、IT企業のこうした粉飾コネクション(特に関西方面)を根絶やしにすべきでしょう。
粉飾決算事件でIXI元社長ら逮捕…大阪地検
「同社が架空循環取引の参加企業に対し、仕入れ金額や転売先などを指示したメールを送っていたことも判明。特捜部はIXIが取引を主導したとみている。」
会計士も、会社に不正経理を認めると誤解されるようなメールを送ると、万一の場合、どうなるかわかりません。
大詰めのIXI事件 浮かぶ業界の「無法」
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