会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

スペースバリューHD、決算発表を延期 子会社のコストに疑義 (日経より)

スペースバリューHD、決算発表を延期 子会社のコストに疑義 (記事前半のみ)

東証1部上場のスペースバリューホールディングスが、2018年4〜12月期連結決算の発表を延期したという記事。

「15年12月にマレーシアで始めた立体駐車場事業に関わる建設コストの計上方法について、監査法人から調査するよう指示された。同社は「通期連結業績に与える影響は未定」としている。」

2019 年3月期第3四半期決算発表の延期のお知らせ(PDFファイル)

「当社の連結子会社である EXCELLENCE PARKING SOLUTION SDN. BHD.(マレーシア国クアラルンプール市)が開発(2015 年 12 月開発開始)し、運営を予定しております立体駐車場(既投資額
662 百万円)におきまして、その建設コスト等に係る使途の適正性について確認すべき事項が生じております。

本案件について、必要な調査を行うよう監査法人から指示があり、これから業者への確認及び社内調査並びに監査法人による追加監査手続き等を行いますので、その内容が判明するまでに一定の時間を要することから、2019 年3月期第3四半期決算短信の発表を延期することといたしました。 」

「既投資額662 百万円」とのことですが、普通であれば、この金額より大きな訂正の可能性は低そうです。

なお、同社は日成ビルド工業が持ち株会社化した会社です。

名称は「スペースバリュー」 日成ビルド、持ち株会社10月設立(2018年5月)(共同)
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