あずさ監査法人の働き方改革に関する対談記事(宣伝?)の後編。
カルチャーを変えるという話をしています。
「大塚 「自ら考え、自ら行動しよう。本質を捉え、最短距離で最大の効果を出そう。ワークもライフもエンジョイしよう。そして昨日の自分を越えよう」という理念を作成して、2018年7月から全面展開しています。カルチャーが変わらないと業務改革も制度も機能しません。
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会計士は、会計監査の専門家でありますが、ビジネスパーソンでもありますので、「もっと自分の引き出しをいっぱい持とうよ」と。クライアントのビジネスもきちんと理解しないといけないので、知識や教養を身につけましょうというメッセージが含まれています。
そして、人との競争じゃなくて、自分の中で一歩一歩前進していこうという想いが、「そして昨日の自分を越えよう」に集約されています。」
ネットワーク接続時間を制限したことについては、反発もあったそうですが、その目的は...
「大塚 「限られた時間でやりなさい」というのは、「効率化をしよう」ということだけじゃない。もちろんムダを省く効率化は必要ですが、我々が期待しているのは知恵を絞りより効果的な手続きを考えること。ただ去年と同じやり方を踏襲するのではなく、真の目的を考え、目的を達成するために最短距離で最大効果を出す方法を考えよう、ということなんです。」
AIなどの活用についてもふれています。
「小室 AI(人工知能)とかRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)が導入されていく中で、今後、会計士にはどのようなスキルが求められてくると思いますか。
大塚 単純で大量な作業は、どんどん代替されると思います。ただ、AIはあくまでもお友達、補佐なんです。自分で考えてそれを使いこなせる人が必要です。まさに自ら考え、自ら行動しないような人は厳しくなると思います。」
「大塚 弊社で、このデジタル化と同じく重視しているキーワードがダイバーシティです。例えばジェンダーとかエイジといったものだけではなく、スキルのダイバーシティも大きなポイントです。会計士だけではなく、データアナリシスなどの様々なスキルも含めたダイバーシティを実現することが、1つの成長キーワードですね。」
そのほか、プロジェクトを管理する能力やタスク管理能力を、科学的に向上させていく取り組みを始めているそうです。
対談相手の人事コンサル会社社長の本。
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