ノジマ(東証プライム)の元従業員が子会社アイ・ティー・エックス(ITX)の資金計約1億2千万円を横領していたという記事。
「元従業員は2月から4月にかけて、複数回にわたりITXの預金を引き出し、インターネットバンキングサービスを利用し自らの口座に送金したという。」
比較的早く不正を発見できたといえそうですが、それにしても、1億円超は大きい。
当社元従業員による業務上横領の疑いについて(ノジマ)(PDFファイル)
「1.本件の概要
当該元従業員が、2023年2月から同年4月にかけて、複数回に亘り、当社子会社の預金を引き出し、又は、インターネットバンキングサービスを利用して自らの口座に送金することで、総額1億20百万円程の現金を私的流用していたものとなります。
2.当社の対応について
上記1の事実が判明した直後、当社内で調査チームを立ち上げ、当該元従業員からのヒアリング、資金移動の推移等に関する調査を進めております。また、当該元従業員が上記1の私的流用を自認していることから、弁護士を通じて告訴状を提出いたしました。なお、現時点において、当該元従業員以外の関与を疑わせる事実は認められておりません。
当社としましては、原因解明を進めると同時に、再発防止策の策定を進めていく所存です。」
プレスリリースを見ても、横領したのはノジマの従業員で、横領されたのは、アイ・ティー・エックスの資金だったようです。
「損害見込額の全額については、当社の第4四半期業績(連結)に計上」とのことですが、会社は3月決算のようですから、4月に行われた不正の分は翌期の損失では。