「新型コロナウイルス感染症に関連する監査上の留意事項(その2)」 の更新(日本公認会計士協会)
2020-05-14
日本公認会計士協会は、2020年4月10日に公表していた「新型コロナウイルス感染症に関連する監査上の留意事項(その2)」の更新を、2020年5月12日付で公表しました(ウェブサイトには14日に掲載)。
5月11日に企業会計基準委員会より議事概要「会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響の考え方(追補)」が公表されたことを踏まえた更新です。
更新前との対照表がないので、どこが変わったのかよくわかりませんが、まず、1~2ページの概要をまとめた箇所のASBJ議事概要にふれた項目が以下のようになっています。
「企業会計基準委員会の議事概要「会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響の考え方」(2020 年4月 10 日)及び議事概要「会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響の考え方(追補)」(2020 年5月 11 日)に留意する。」
また、本文の「2.会計上の見積りの監査」で、ASBJ議事概要(追補)の追補部分を引用したうえで、以下のように述べています。
「この追補は、2020年4月10日に公表された議事概要に追加で示された考え方であり、開示を行うことが強く望まれるとされていることに鑑み、監査上は、今後の法定開示書類において留意すべき取扱いとすることが考えられる。」
(監査上は、「強く望まれる」のか「考えられる」のか...)
金融庁の連絡協議会が5月14日に開催されたようです。協会も毎回なにがしかの成果物を出さなければならないとしたら、ご苦労なことです。
↓
新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた企業決算・監査等への対応に係る連絡協議会
当サイトの関連記事(「新型コロナウイルス感染症に関連する監査上の留意事項(その5)」について)
その2(「新型コロナウイルス感染症に関連する監査上の留意事項(その4)」について)
その3(「新型コロナウイルス感染症に関連する監査上の留意事項(その3)」について)
その4(「新型コロナウイルス感染症に関連する監査上の留意事項(その2)」について)
その5(「新型コロナウイルス感染症に関連する監査上の留意事項(その1) 」について)
最近の「日本公認会計士協会(監査・保証業務)」カテゴリーもっと見る
委託研究「日本の監査実務の質を確保・向上させる新たな方法の探求の研究に関する共同研究」の 成果物の受領について(日本公認会計士協会)
プレスリリース「当協会の調査について」(日本公認会計士協会)-「最近報道されている、上場廃止の決定に至った上場企業における会計不祥事は...」-
【IAASB】不正に関する監査基準(ISA 240)を改訂し、監査の信頼性を強化(日本公認会計士協会)

「銀行等金融機関の資産の自己査定並びに貸倒償却及び貸倒引当金の監査に関する実務指針」の改正(公開草案)(日本公認会計士協会)ー企業価値担保権付き融資関連ー
監査基準報告書等の訂正について(日本公認会計士協会)-「監査基準報告書等における定めを実質的に変更するものではございません」ー
監査基準報告書700「財務諸表に対する意見の形成と監査報告」(2024年9月改正)に関連する監査基準報告書等の改正の公表について(日本公認会計士協会)
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事