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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

東京カソードが民事再生手続き(日経より)

東京カソードが民事再生手続き

ジャスダック上場の半導体検査装置会社、東京カソード研究所が、民事再生手続き開始を申し立てたという記事。負債総額は約32億円。

半導体試験装置製造 【ジャスダック上場】今年初めての上場企業倒産
株式会社東京カソード研究所 民事再生法の適用を申請 負債32億円
(帝国データバンク)

「・・・リーマン・ショック以降は半導体業界が低迷、2011年には東日本大震災やタイにおける洪水被害の影響を受け、2012年3月期の年売上高は約25億7300万円にダウン。その間、事業を売却、プローブカード事業に経営資源を集中するなどして再建を図っていたものの奏功せず、自力再建を断念した。」

1950年創業で、2008年3月期には約136億円の売上を計上していたそうです。

直近の四半期報告書をみると、ゴーイングコンサーンの注記はなされていない模様です。しかし、2012年3月期有報の段階で、リスク情報での開示は行っています。

「当社グループは、第56期連結会計年度から第58期連結会計年度並びに当連結会計年度において、営業損失、経常損失、当期純損失を計上しております。これにより、継続企業の前提となる重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が生じております。しかしながら、経営戦略に基づく、海外成長市場での売上拡大、生産構造改革等の推進により、収益力向上および財務体質の強化を図り、リスクの解消に向けた対応策を実行しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。」(同社2012年3月期有報より)
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