会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

土佐電鉄社長、株主との面談で組幹部の名前出す(朝日より)

土佐電鉄社長、株主との面談で組幹部の名前出す

土佐電気鉄道の社長が、株主総会で質問しようとした株主との面談で、元暴力団組長の名前を出していたという記事。

「高知市の土佐電気鉄道の竹本昭和社長(72)が昨年5月、同社で面談した株主の男性に、元暴力団組長(故人)の名前をだし「何かあったらわしの名刺をみせたらよいと言っていた」と発言していたことがわかった。県は新年度予算案に同社への補助金(約5千万円)を盛り込んでおり、県暴力団排除条例に抵触するかどうか調査する方針。」

「男性側は取材に「株主総会で社長や会長の給与について質問しようとしたところ、会長に呼ばれた」と話した。」

同社の決算(ホームページでは平成17年度が最新)をみてみると、土地再評価によりかろうじて債務超過を免れている会社のようです(その後の状況はわかりませんが)。資本金は495,000,000円(平成18年に減資した模様)であり、会計監査は受けていないのでしょう。(本当に暴力団が絡んでいるとしたら監査人はだれも引き受けられませんが・・・)

土電が組との関係誇示問題で臨時取締役会(高知新聞)

(補足)

当サイトへのコメントで教えていただきましたが、同社は金商法監査の対象となっています。監査人は個人の会計士でした。

また、この社長は辞任届を提出したそうです。

「元組長と面識」と発言…土佐電鉄社長が辞任届(読売)
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