五洋建設が「川端エンジニアリング」という下請け業者から現金や手形計約8億5千万円相当をだまし取られたという記事。下請け業者の経営者らが逮捕されています。
「逮捕容疑は昨年12月、大阪府泉大津市内の物流倉庫建設工事をめぐり、2次下請け業者への工事代金として、五洋建設から受け取った現金約2億5千万円と額面計約6億円の約束手形4通を詐取したとしている。
府警によると、五洋建設は同工事で、川端を1次下請け、大阪市内の建設会社を2次下請けに選定。代金約8億5千万円を現金と手形で川端側に支払い、川端側が約600万円の取り分を除いて2次下請けに支払うことで昨年11月に3社で合意していたという。」
そもそも、五洋建設と2次下請けの会社の間になぜ「川端エンジニアリング」を挟まなければならなかったのかが、よくわかりません。同社を取引に関与させて、利益を与えなければならないような特別の事情があったのでしょうか。
また、こういう異常な取引は、発注に関する内部統制でチェックがかからなかったのでしょうか(建設業界では異常ではない?)。
五洋建設から8.5億円詐取容疑 下請け会社役員ら逮捕(朝日)
一部報道について(五洋建設)(PDFファイル)
(追加)
シャープ工場も舞台に!大阪府警捜査4課が辿る事件化した土木会社「川端エンジニアリング」と闇の組織をつなぐ点と線(現代ビジネス)
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