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東京・桜美林学園の理事が学校を私物化! 役員報酬の増額、不当人事が横行で学校関係者が怒りの告発「学費や補助金が浪費されている」(週刊女性より)

東京・桜美林学園の理事が学校を私物化! 役員報酬の増額、不当人事が横行で学校関係者が怒りの告発「学費や補助金が浪費されている」

中高一貫校、大学などを擁する学校法人、桜美林学園で、文部科学省出身の常務理事(記事では「モンスター」扱い)が、学校法人を私物化しているという記事。

2020年にカリスマ的な7代目理事長が急逝したあとに、実権を握るようになった人物だそうです。(話をしているのは匿名の学園関係者)

カリスマ理事長死後の人事の話が中心ですが、役員報酬が、法律や法人規程に違反して決められていたという問題にもふれています。

「学園の規程では役員報酬は稟議をはかり、理事会で承認を得ることが必要だ。しかし、大越氏(前理事長)の役員報酬は稟議のみで決定したという。ただ、これは学園の規程に違反しているだけでなく、法律にも違反している状態だと話す。

「私立学校法(以下、私学法)では2019年の改正により2020年度から役員報酬の具体的な支給基準を示し、公表することが義務付けられています。佐藤さん(7代目理事長)は、基準を作成して公表することを指示していました。しかし、亡くなったことで、宙に浮いたままに。つまり、2020年度の役員報酬は、その基準が示されないまま、恣意的に決定された私学法違反の状態なのです」」

その後、この不正に関しては、学園の公益通報窓口に通報がなされ、前理事長が責任を取って辞任します。

そのときの様子。

「「理事たちが辞任をすると、根回しをした濱が常務理事に内定します。すると(2021年)3月下旬、濱やGは“責任を取って辞めろ”と大越前理事長に詰め寄った。全ての責任を大越前理事長になすりつけ、切り捨てようとしたのです」

学園に混乱を招いた責任をとって、大越氏は辞任する。

「2021年3月31日には、役員報酬の違反について第3者委員会で私学法違反の状態だとする調査結果がでました。理事会に是正を求めるものでしたが、濱が“終わった問題”と理事会で虚偽の説明をして握りつぶします

権力を手にした濱氏は、その地位を確固たるものにするため、報復人事を始める。」

この頃から、7代目理事長に登用された有能な人材が配置転換させられたりするようになったそうです。

「「濱を批判していた職員は、難癖のような懲戒処分がくだされ左遷。最後まで濱と戦っていた財務課長も異動させられてしまいます。粉飾予算を指示するなど、めちゃくちゃなことをしていたのですが、それをずっと抑えていた人でした。その財務課長は濱から“そんなことをやっていると学園にいられなくするぞ”と脅されたこともあったそう」(前出・現役職員、以下同)

 その財務課長だった職員こそが、学園のため不正を告発した人物だった。濱氏の横暴を食い止めていた人がいなくなり、学園の経営も傾いていく。」

学校法人からは、この週刊女性の記事に関してプレスリリースが出ています。

一部報道について

「記事には事実と異なる記載が散見されますが、早急に確認を行い、適時適切にしかるべき対応をとってまいります。」

桜美林大学には、「大学アドミニストレーション」という修士課程もあるのですが、記事のとおりだとすると、まず、自分の学校法人に、専門知識を適用する必要がありそうです。

コメント一覧

もっと酷いです。
桜美林新宿キャンパスでは、自分のところで教育を行わず、入学させた留学生の授業を、近隣の日本語学校に丸投げして利鞘を稼いでいます。教育の場ではなく、学生を移動させて、儲けているのが実態です。
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