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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

MTG、新たな不適切会計の疑い 四半期報告書の提出再延期へ (日経より)

MTG、新たな不適切会計の疑い 四半期報告書の提出再延期へ

マザーズ上場のMTGが新たな会計不正の疑いについて発表したという記事。

「中国子会社の不適切会計について調査中の外部有識者を中心とした第三者委員会から指摘を受け判明した。」

「新たに判明した越境ECの不適切会計の疑義については、18年9月以降の4カ月間に、MTGがある企業に売却した商品について実質的に返品できる状態にあり、売り上げの取り消しや返品引当金を計上する可能性があるとしている。18年10~12月期に加え、18年9月期の決算の訂正の可能性もあるという。」

2019年1月~19年3月期の第2四半期報告書の提出期日を6月14日まで延長していますが、さらに提出期限が延長される見通しとのことです。

(開示事項の経過)第三者委員会による調査の経過に関するお知らせ(MTG)(PDFファイル)

「当社の連結子会社であるMTG上海において、不適切な売上取引行為及び会計処理と虚偽説明の疑義(以下、「上海事案」といいます。)が判明したため、上海事案の疑義の徹底した解明とその原因分析及び再発防止策の策定を行い、投資家に対する説明責任を果たすため、2019年5月14日より第三者委員会を設置し、調査を進めてまいりました。」

「第三者委員会による中間報告では、少なくとも上海事案については当社から監査人に対して取引の最終仕向先を偽るなど虚偽の説明がなされている、内部規程により課されている稟議が省略されているケースが見受けられるなどのご指摘を受けています。当社としてご指摘を重く受け止め、内部統制の早急な改善等を推進してまいります。」

新不正疑惑については...

「第三者委員会による上記調査の過程で、中国向けの越境 EC 事業における X 社との取引について、会計処理が適切ではないのではないかとの疑義が新たに認識されるに至りました(以下「越境 EC 事案」といいます。)。

越境 EC 事案は、上海事案とは異なり、越境 EC 事業向けとして、上海事案における顧客とは異なる X 社が当社から仕入れをした取引です。取引の時期は、2018 年9月以降の4か月間であり、当社の担当事業本部はグローバルブランド事業本部です。この取引の全部又は一部について、買主である X 社は売主である当社に対して実質的に返品ができる状態にあり、売上の取消し又は返品引当金の計上が必要だったのではないかとされています。」

当サイトの関連記事(同社の5月の記者会見の模様など)

こちらも9月決算会社(ジャスダック上場)の不正会計疑惑のプレスリリースです。第三者委員会の報告書を受領したそうですが、さまざまな不正パターンが指摘されています。

第三者委員会の中間報告書受領に関するお知らせ日本フォームサービス)(PDFファイル)


(第三者委員会中間報告書目次より)
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