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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

出版業界は激怒。アマゾンの仁義なき戦い(東洋経済より)

出版業界は激怒。アマゾンの仁義なき戦い

アマゾンが出版社や書籍の著者たちと対立しているという記事。利益獲得のため相当あこぎなことをやっているようです。そのうちに、日本でもやるのでは。

「出版業界と書籍販売業界を牛耳るアマゾンの力は、他の追随を許さない。しかも最近は、厚かましいほどの強引さに拍車がかかっている。

伸び悩む利益を底上げするために、アマゾンは出版社からの取り分をさらに増やす手段に出ている。本と作家を人質に取り、出荷を遅らせ、あるいは価格を吊り上げているのだ。出版業界は恐怖と怒りに震え、当局の介入さえ求めている。

「恐喝と変わらない。同じことをマフィアがやれば違法だ」と、出版社メルヴィル・ハウスのデニズ・ロイ・ジョンソンはSNSの反応を代弁する。」

「現在は紙の書籍をめぐる攻防が中心だ。たとえば、アマゾンは米国内の顧客に対し、第4位の市場シェアを持つアシェットの書籍が買いにくい状況を作り出してきた。

5月22日にはアマゾンのサイト上で、アシェットが夏と秋に刊行する書籍の予約注文を受け付けない措置を取った。その中には、ハリー・ポッターの著者J・K・ロウリングがロバート・ガルブレイス名義で執筆した新作の小説も含まれている。」

「アマゾンはドイツでも、ボニエール・メディアグループの書籍の出荷を遅らせ、自分たちの力を誇示している。

「アメリカの市場でやっていることを、そのままドイツの市場でもやろうとしている。つまり、市場における独占的な地位を盾に、出版社を恐喝している」と、ドイツ出版業・書籍販売業協会のアレクサンダー・スキピス会長は言う。同協会では独占禁止法の専門家が、アマゾンの行為の違法性を検証している。」

「ベストセラー作家ジェームズ・パターソンはフェイスブックで、アマゾンとアシェットの対立を「戦争」と呼んでいる。

「書店、図書館、著者、そして本そのものが、経済戦争に巻き込まれている。これが新しいアメリカ流なら、変えるべきなのだろう……必要なら法律によって変える……今すぐに、だ」

この夏か秋に刊行されるパターソンの新しい小説は、現在、アマゾンでは紙も電子書籍も予約注文ができない。」

「アメリカ人気No.1ビジネス書著者」マルコム・グラッドウェルの本も人質になっているそうです。

Malcolm Gladwell ‘Surprised’ to Become an Amazon Bargaining Chip(NYT)

インタビューに対して「アシェット社で終わりという幻想は誰も抱いていない」と答えています。

Q.
Are you personally taking any action?

A.
I’ve had the position I need to respect the rights of these two parties to negotiate. I didn’t think to insert myself. But if this keeps going, the authors are going to have to get together. It’s Hachette now, but I don’t think anyone is under any illusions it stops with Hachette.

天才! 成功する人々の法則天才! 成功する人々の法則
マルコム・グラッドウェル 勝間 和代

by G-Tools


米アマゾンの新刊本の予約注文廃止、出版大手アシェットが非難(WSJ)

アマゾンの「出版社いじめ」は許されるか(東洋経済)
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