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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

金融庁、監査法人への検査体制を強化

NIKKEI NET:経済ニュース

金融庁が、傘下の公認会計士・監査審査会が問題のある監査法人を直接、立ち入り検査できるようにする方針であるという記事。

大手監査法人に関しては、従来から事実上会計士協会のレビューとほとんど関係なく検査していましたから、あまり影響はないかもしれません。しかし、中小事務所については、協会レビューを一度受けた後でないと検査できないというルール(一応の建前)だと、間が開きすぎる(あるいは問題のありそうな監査事務所をタイムリーに検査できない)ということでしょう。

また、「日本の上場企業の監査を受け持つ外国監査法人にも、検査権限を持たせる」とのことですが、これは日本で上場している外国会社の監査人を検査するという意味でしょう。しかし、公認会計士・監査審査会に外国語で書かれた監査調書を理解できるような人材や、海外の会計基準・監査基準に精通した人材がいるのでしょうか。いなければ税金を使って新たに雇わなければならないわけですが、納税者としては役所のメンツのために無駄なコストをかけるべきではないと考えます。
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