バンク・オブ・アメリカが、金融危機の際のメリルリンチ買収に関連して株主から訴えられていた訴訟で、同行が和解金を支払うことになったという記事。
「米バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)・・・は28日、2008年のメリルリンチ買収に絡み、正しい財務情報を提供していなかったとして株主から訴えられていた問題で、24億3000万ドルを支払い和解することで合意した。
バンカメは和解に伴い、第3・四半期に約16億ドルの費用を計上する。・・・」
「オハイオ州やテキサス州の教員退職基金などのバンカメ株主は2009年、メリルリンチ買収に絡み、バンカメが事前に正確な財務状況を明らかにしていなかったため、その後の株価急落で損失を被ったとして、バンカメや同社幹部を訴えていた。」
Bank of America settles Merrill suit for $2.4B(USA TODAY)
和解金の一部はすでに引き当て済みだったようです(結局全然足りなかったわけですが)。
The bank said Friday that it will pay for the settlement with existing litigation reserves and about $1.6 billion in litigation expense that will be recorded in its third quarter.
また、和解内容の一部として、コーポレートガバナンスに関する方針を見直すことになったようです。
As part of the settlement, the bank has also agreed to adopt several corporate governance policies until Jan. 1, 2015. These policies include those related to majority voting in board member elections, annual disclosure of noncompliance with stock ownership guidelines, policies for a board committee regarding future acquisitions, the independence of the board's compensation committee and its compensation consultants, and conducting an annual "say-on-pay" vote by shareholders.
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