「絶対バレない」と住宅ローンの不正利用を指示し…オープンハウス“不適切営業”を顧客が連続告発 金融機関は取材に「契約違反となります」
オープンハウスの営業マンが、顧客に住宅ローンの不正利用をそそのかしているという記事。
「大手格安ハウスメーカー「オープンハウス」の複数の営業マンが顧客に対し、住宅ローンを組んで購入した自宅を賃貸に出すよう助言し、自社の新築物件を購入するよう勧誘していることが「週刊文春」の取材で分かった。複数の顧客が告発した。住宅ローンで購入した物件を返済中に無断で賃貸に出すことは金融機関との契約違反に該当する可能性がある。」
文春は、まず、顧客(複数)から情報を得たようです。営業マンにも取材しています。
専門家のコメント。
「金融機関との契約違反になりかねない行為をオープンハウスの営業マンが指示していたことについて、ファイナンシャルプランナーの関根克直氏は問題点をこう指摘する。
「住宅ローンの申し込みをする際、“これは借主自身が住む物件で、賃貸に出すのはだめですよ”といったことは必ず契約書に書かれています。転勤などの例外はありますが、本来、物件を賃貸に出すには金利の高い投資用ローンで購入しなければなりません。もし借主がこの契約に違反してしまった場合、一般的には銀行から住宅ローンの一括完済を求められます。多額のローンを返済することができず、自己破産に至るケースもある。今回、オープンハウスの営業マンは借主のリスクを理解したうえで住宅ローンの不正利用を指示している。これほどの大企業が、現場レベルで悪質な営業をかけていることは大きな問題といえます」」
詳しい内容は、有料記事を読んでくれということのようです。
「現在配信中の「週刊文春 電子版」では、Aさんの事例に加え、オープンハウスの営業マンに「住宅ローン不正利用」を指示された結果、深刻なトラブルに巻き込まれてしまったBさんの告発を証拠音声と共に掲載中だ。また、専門家が指摘する問題点と悪質性、営業マンと記者との一問一答についても合わせて報じている。」
オープンハウスグループのコメント。紛らわしい見出しになっていますが、文春の記事を否定はしていません。
インターネット上での書き込みについて( オ ー プ ン ハ ウ ス グ ル ー プ)(PDFファイル)
「本日の週刊文春の電子版に当社及び当社グループに関する記事が掲載されました。こちらについては適切に調査及び対処しております。ご心配、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。
また、上記の記事に関連してインターネット上に当社及び当社グループが過去反社会的勢力と関係があると誤った認識を与えるような書き込みがございますが、そのような事実は一切ございません。
当社としては、法的な措置も含めて厳格に対応を行うべく検討をしてまいります。」
「法的な措置も含めて厳格に対応」は、文春が対象ではなさそうです。