三井住友信託銀、国連主導の脱炭素枠組み「NZBA」から「現時点では脱退しない」(alterna配信)
三井住友信託銀行が国連主導のイニシアティブ「ネットゼロ銀行同盟(NZBA)」から現時点では脱退しない方針だという記事。親会社の広報担当者に聞いたそうです。
「ネットゼロ銀行同盟(NZBA)」とは...
「NZBAは「ネットゼロ・バンキング・アライアンス」という名称の国際イニシアティブだ。パリ協定で定めた「1.5℃目標」の達成を目指すため、国連が立ち上げた。
NZBAには、44カ国・地域の130金融機関が参加する。米国では共和党議員を中心にNZBAに基づく活動が反トラスト法違反との見方が高まる。訴訟リスクを懸念し、同国ではNZBAから脱退する金融機関が増えている。2024年12月に、シティグループとバンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン、ウェルズ・ファーゴが相次ぎ脱退し、2025年1月7日にはモルガン・スタンレーも脱退を表明した。
日本の金融機関は6行が参加していたが、三井住友フィナンシャルグループ、野村ホールディングス、三菱UFJフィナンシャル・グループ、農林中央金庫の4行が脱退した。残っているのは、三井住友信託銀とみずほフィナンシャルグループの2行だった。」
同趣旨のNet Zero Financial Services Providers Alliance(日本ではJPXも加盟)という組織もありますが、デロイトが早速脱退したと報じられています(→当サイトの関連記事)。ほかのビッグ4事務所はまだ残っているようです。
農林中金、脱炭素の国際枠組み脱退 日本勢は残り2社(日経)(記事冒頭のみ)