会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

みずほ銀元幹部を詐欺容疑で告訴(NHKより)

みずほ銀元幹部を詐欺容疑で告訴

みずほ銀行の元幹部行員が、詐欺容疑で刑事告訴されたという記事。

「関係者によりますと、都内の40代の男性は3年前の5月、当時、みずほ銀行本店の審査役だった51歳の元行員から「特別な顧客だけに紹介している金融商品がある」と、本店の応接室で勧誘を受けたということです。

さらに元行員からメールなどで「銀行が元本を保証し、月3%の配当を行う。いつでも解約できる」と説明を受け、男性は合わせて2億6000万円を預けました。

その後、解約を申し出ましたが、元行員は「銀行でシステム障害が発生した」などと言って応じず、今も1億4000万円余りが返還されておらず、男性は30日、詐欺の疑いで警視庁に告訴状を提出し、受理されたということです。また、ほかにも複数の顧客が、同じ勧誘を受けて元行員に資金を預けたまま返還されていないとして、損害賠償請求を検討しています。」

先日取り上げたポンジ・スキームのような感じがします。銀行は詐欺の舞台を提供していたということになるのでしょうか。

それにしても、「システム障害が発生した」というところは妙にリアリティがあります。

みずほ銀元幹部を顧客が告訴 2億円詐取の疑いで(産経)

「会社役員は昨年、男性とみずほ銀に損害賠償を求めて東京地裁に提訴。男性は出廷せずに男性への請求を認める判決が確定した。みずほ銀は「銀行に責任はない」と主張し、訴訟は継続している。」

本店の応接室で幹部行員から勧誘を受ければ、信用してしまうのでは。
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