東証・名証1部上場の「ゲオ」の取締役に対し、契約先のIT関連会社が、2億5500万円の損害賠償を求め提訴したという記事。
「訴状や複数の両社関係者によると、IT関連会社はパチンコ台の売買をネットで仲介する事業を展開。昨年3月、ゲオ子会社が3億円をIT関連会社に預ける代わりに、パチンコ台の優先購入権などを得られる「協賛加盟契約」を結んだ。
取締役は今年5月、IT関連会社社長に、「契約は正規の手続きを経ておらず、監査法人の調査対象になっている。このままでは資金回収が行われ、おたくの会社は破綻する」などと話した。その上で、「私が正式に再契約できるようにするので、契約書や資金の流れに関する書類を出してほしい」と迫り、関係書類のコピーを持ち帰ったという。
取締役は6月、同社長に無断で、ゲオ監査役にこれらの書類を提出。「正規の手続きを経ておらず内規違反」などと調査を求めた。
取締役は、契約を担当したゲオ役員らを攻撃する材料にしようとした可能性がある。」
契約を調べようとしたこと自体は不正ではないと思われますが・・・。監査法人はだしに使われたのでしょうか。
記事でふれている金融商品取引法違反の疑いについてはこちら
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ゲオ取締役:虚偽報告の疑い 大量の株担保、届けず(毎日)
「取締役は創業者の長男」だそうです。
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