常陽銀行の係長(7日に懲戒解雇)が、顧客から預かっていた小切手を無断で使うなどして計1億4千万を着服していたという記事。
「係長は勤務していた二つの支店で融資係に所属していた10年4月から今年8月ごろ、融資返済や定期預金作成などの理由で法人と個人の計14顧客の小切手や普通預金の払戻請求書を勝手に使う手口で、着服を29回繰り返していた。」
この係長はFXにはまっていたそうです。昔は、こういう場合、商品取引だったような気もするのですが・・・。
顧客側も、こまめに通帳や計算書をチェックするのがよさそうです。
元行員による不祥事件の発生について(常陽銀行)(PDFファイル)
「平成 27 年 9 月 22 日(火)に事故者失踪により調査を開始し、お客さまへのお問い合わせ等を行った結果、着服の事実が発覚したものです。なお、事故者は現在も失踪中です。」
「事故者は、お客さまから融資返済や定期預金作成等の目的で受領した小切手や普通預金の払戻請求書等をお客さまに無断で払い出すなどして着服を繰り返し、着服した金銭を自己名義の口座に入金のうえ外国為替証拠金取引(FX取引)に用いる等していたものです。
事故者は、平成 22 年 4 月以降かかる不正行為を繰り返してきた疑いがあり、現在も事実関係の調査を継続しております。着服金額は、着服が疑われる分まで含めますと、約1 億 4,000 万円となる見込みです。但し、着服額の一時流用後補填されている事象もあるため、実損額は約 5,900 万円となる見込みです。」
1つの口座から着服しただけでは、すぐにばれてしまうので、他の顧客の口座から新たに着服し、穴埋めするということを繰り返していたのかもしれません。しかし、それにしても、5年間以上も発覚しなかったというのは、管理にもれがあったのでしょう。
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