丸紅の英国の資金運用子会社が保有する証券化商品などに176億円の評価損が発生したという記事。
「丸紅の子会社の名称は「マルベニ・インターナショナル・ファイナンス」(本店ロンドン)で、1984年から資金運用事業を手掛けている。運用資産は約400億円(2007年3月末)で、およそ半分が公社債、残りは債務担保証券(CDO)や資産担保証券(ABS)などで運用している。」
余裕資金の運用を株式で行っている場合には、だれもがリスクが高いと認識すると思いますが、高い格付けの債券で運用している場合には、丸紅に限らず、あまりリスクを感じていないケースが多いかもしれません。決算監査では、金融商品の中身や時価について、総点検する必要があるでしょう。会計士協会からも会員向けにそうした要請が出されています。
当サイトの関連記事(「証券化商品の評価等に対する監査に当たって」について)
当社子会社Marubeni International Finance p.l.c.の資金運用取引に係る損失計上のこと(PDFファイル)
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