ヤクルト本社の会長が総会屋などへの利益供与について警視庁から事情聴取されていたという記事。
「2013年4月にフランスの世界的な食品会社「ダノングループ」との戦略的提携契約の解消を発表した乳酸菌飲料最大手「ヤクルト本社」。発行済みの同社株の20.61%を保有する筆頭株主のダノン側から買収に向けた目立った動きは見られず、17年の長きにわたって君臨を続ける会長兼CEO(最高経営責任者)の堀澄也(78)は相変わらずトップの座に居座っている。
ところが堀は今、毎日気が気ではない。というのも堀は今年夏、側近のヤクルト本社幹部数人や、「ヤクルトの裏社会との窓口」を自称する資産管理会社「松尚」会長の新國洋暉(にいくにひろあき)(67)らとともに警視庁に呼び出され、事情聴取を受けたのである。容疑はズバリ、本誌が12年から追及を続けている、与党総会屋や指定暴力団住吉会系小林会に対する利益供与だ。」
裏リベート疑惑もあるそうです。
「利益供与以外に本紙が指摘した疑惑に、堀が取引先から受け取っている裏リベートがある。本誌は12年10月号で堀に裏リベートを渡しているとされる取引業者を実名で列挙したが、ヤクルト関係者によると、このうちヤクルト関連工場の屋内電気配線工事を一手に受注し、売上高の7割をヤクルトグループが占めている「和田電気」(東京・新宿区、資本金2千万円)は、工事を受注するたびに堀に菓子折りを渡している。中身はもちろん裏リベートの現金。裏金を支払っていることを国税当局に把握されないために使われる常套手段だ。同社は05年に中国・上海工場の竣工式が行われた際、出席するヤクルト幹部を「アゴ・アシ・マクラ付き」で接待するなど、まさにズブズブの関係といわれる。」
会計監査人も心配しているのでは・・・。まさに不正リスク対応基準に従った手続が必要でしょう。仮に金額的に小さくても、経営者が関与しているとすれば質的に重要です。
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