有名人も通う整体院「Filament」が突然の閉鎖 関係者に広がる混乱、「前払い金」被害を訴える利用者も【取材ルポ】(帝国データバンク配信)
Filamentという整体院運営の会社(急拡大していたそうです)が、直営店の営業を突如停止したという記事。フランチャイズの店は稼働しているそうです。
2020年に東京店・大阪店・福岡店をオープンし、その後、売上高が10億円を超える規模になったそうですが、内紛があったようです。
「ところが、2024年の末、経営面に亀裂が入る。株主のひとりが、SNSで代表A氏を告発。資金繰りが厳しいなかでの高額な役員報酬や勤務実態のない身内への給与支給等を指摘した。さらに同株主は、回数券ビジネス(利用者が前払いで回数券を購入するビジネスモデル)である当社の資金繰りを危惧して、A氏の解任を求めていた。その後、A氏が自身のYouTubeチャンネルで謝罪し、代表を続投することで騒動は収まったかに見えた。」
「だが2025年7月末、事態は急変する。会員顧客に対し突然、複数店舗の公式アカウントから、「8月1日をもって直営店の営業を停止する」との通知が届き、一部SNSで拡散された。通知には「会社の経営悪化により、従業員への給与未払が続いている」との記載も。また、「回数券を購入したばかりなのに店舗と連絡が取れない」との投稿が散見され、関係者や利用者の混乱ぶりがうかがえる。」
前受金ビジネスで、カネが入ってきて、経営が甘くなったのでしょうか。
骨膜整体Filament、営業停止 川島社長雲隠れの噂も 全国200店舗の直営店ほぼ閉鎖、会員は動揺(coki)
「しかし、わずか1年後に急成長の陰で資金繰りの悪化が表面化。2024年末には川島氏の放漫経営をFilament株主の坂井秀人氏がsnsで糾弾するなど不穏な流れに。
現在、川島氏は数億円を持ち去り行方不明との情報が関係者間で広がっている。」
業界の状況は...
「近年、整体業界では急拡大の末に資金繰りが悪化する事例が相次いでいる。2024年末には大手「ベアハグ」が破産(東京商工リサーチ報道)し、ほかにも「JITAN BODY」や「KINMAQ整体院」が一部店舗閉店を余儀なくされている。業界全体が過剰投資からの転換点を迎えていることがうかがえる。」