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元F1トップのバーニー・エクレストン、詐欺罪で執行猶予付き有罪判決! シンガポールで730億円以上の資産隠し(motorsport.comより)

元F1トップのバーニー・エクレストン、詐欺罪で執行猶予付き有罪判決! シンガポールで730億円以上の資産隠し

長年にわたってF1を率いてきたバーニー・エクレストンという人物(92歳)が、国外に保有していた財産を隠していたとして、イギリスの裁判所で有罪判決を受けたという記事。巨額の追加納税も行うようです。

「40年以上に渡ってF1を率いたバーニー・エクレストンは、シンガポールの銀行口座に保管されていた4億ポンド(約730億円)以上の信託財産を申告しなかったとして、懲役17ヵ月、執行猶予2年の判決を受けた。

一方でエクレストンは18年分の追徴課税として、6億ポンド(約1096億円)以上をHMRCに収めることで和解に達したとも報じられている。」

「HMRCの不正調査サービスの責任者であるサイモン・ヨークによると、エクレストンに対する告発は「複雑かつ世界的な犯罪捜査の結果」だという。

「この刑事告発は、HMRCに隠されていた4億ポンド以上のオフショア資産から生じる予測納税義務に関するものだ。HMRCは誠実な納税者の味方であり、不正の疑いがあればどこでも厳しい措置をとる。HMRCのメッセージは明確だ」」

各国の税務当局間での協力体制が効果をあげているのでしょう。

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「エクレストン氏はレースドライバーやF1チームのオーナーなどを経て、F1を統括する組織のCEOを2017年まで40年間務め、2011年には、東日本大震災の影響で開催が危ぶまれた日本グランプリを三重県の鈴鹿サーキットで予定どおり開催し、被災者3000人を無料で招待しました。

F1を世界的なスポーツイベントに成長させ、みずからも巨額の財産を築きましたが、海外資産を適切に申告しなかったとして、脱税などの疑いでイギリスの税務当局が捜査していました。」

「検察は「どんなに裕福で有名であっても、すべての国民は資産の情報を税務当局に開示し、税金を納めなければならない」とコメントしています。」

巨額財産には、景気がよかった頃の日本からの上納金の分もかなりありそうです。

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