会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

阪大医学部教授、研究費で海外旅行も 不正4100万円(朝日より)

阪大医学部教授、研究費で海外旅行も 不正4100万円

大阪大学大学院医学系研究科の教授が、文部科学省などからの科学研究費を私的に流用していたという記事。

「・・・研究員のカラ出張1328万円、××特任教授のカラ出張362万円や海外出張で事前の届け出と違う413万円、さらに家族が使うブルーレイ・ディスクプレーヤーなど架空伝票操作での物品購入1593万円、タクシー代335万円など不適切な使い方をした分も含め計4176万円を不正使用と認定した。この間に受けた研究費は計約2億2500万円。不正支出は××特任教授の指示や認識のもとで行われたとした。

 研究室では、カラ出張などで不正に蓄財した裏金を××特任教授が代表と記された通帳で管理。口座から少なくとも717万円余りが××特任教授に渡っていた。××特任教授はこうした金や出張費を使って、米国や2度のイタリア出張の際に家族を同行させるための旅費などに私的に流用していた。業者への預け金の残高も362万円あった。」

私的流用の金額は450万円余りということで、巨額ではありませんが相当の金額です。手間をかけずにきちんとした管理ができるような体制を作るべきだったのでしょう。

医学系研究科における研究費の不正使用に関する調査結果について(大阪大学)

大学のプレスリリースでは、再発防止策についてふれています。

「再発防止策は、研究費の不正使用に至る可能性がありうるという前提の下で、不正を誘発する要因を除去し、抑止機能を有する環境・体制の更なる構築を図るものであり、教職員の意識改革、不正使用防止に係る制度の見直し、再発防止のための組織体制の強化、取引業者との不正使用防止への連携の強化を徹底するという内容になっております。」

ビール製造鍋・避妊具… 阪大教授、謎の研究費不正使用(朝日)
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