今年4月に倒産した服飾卸売会社「U.F.O.」と関連会社が、メガバンクを含む金融機関10社以上から300億円を超える巨額融資を受け、ほぼ全額が焦げ付いているという記事。
「融資後の資金の流れが未解明」だそうです。
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同じく産経のこちらの記事によると、約900億円(2009年7月期)とされる売上高自体が、かなりあやしいものだったようです。
「雑誌記事では「東京ドームの約3倍の敷地に24棟の新工場を建設中」「今や年商1千億円を超える企業グループ」とも紹介された。
しかし、上海で勤務経験のあるUFO元社員は「生産量や工賃から判断すると、工場の年間売上高は5億~8億円だった」と指摘。「社員たちは『こんな数字(年商1千億円)を言っていいのか』と驚いていた。経営がうまくいっていると感じていた社員がいるとは思えない」と話す。」
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問題の社長はインタビューでこんなことをいっています。
「中国に進出している日本企業で、ビジネスに本当に成功している会社はわずかで、ほとんどが失敗しているといってよいでしょう。実務経験のないコンサルタントや大手金融機関の机上の情報に惑わされ、鵜呑みにしているうちは、中国は理解できず、成功はできません。」
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