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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

想定外の費用4000億円=米原発事業で膨らむ-東芝(時事より)

想定外の費用4000億円=米原発事業で膨らむ-東芝

東芝が米国で進めている原発建設で想定外の費用が4000億円も見込まれているという記事。

「東芝傘下の米原発大手ウェスチングハウスが米国で進める原発建設の費用が当初想定を3000億~4000億円上回っていることが11日、分かった。これを受け、東芝は取引金融機関に対し、原発事業全体で損失が1000億~5000億円になる可能性があるとの見通しを示している。」

この追加費用(発注者には追加請求できないものだと仮定して)が、最近の見積もり変更によるものだとすれば、工事損失の引き当てとして、当期の損失になるのでしょう(利益も見込まれていたでしょうから追加費用額全額が損失になるわけではないかもしれない)。他方、問題の米建設会社買収時にわかっていたはずのものであれば、その一部はのれんの金額に反映され、のれんの減損という処理になるのでしょう(推測にすぎませんが)。

買収が関わっているので、企業結合の会計処理(取得価格配分など)、のれん減損テスト、工事損失引き当てなど、いろいろな要素が絡み合っているように思われます。第3四半期の決算では、その辺もきちんと説明されることを期待します。

東芝、さらに数百億円の損失か 事業価値見直しで(中日)(共同通信配信)

「東芝が米原発子会社ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)の事業価値や資産を見直し、損失計上を検討していることが11日、分かった。損失額は数百億円規模に上る可能性がある。」
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