財団法人癌研究会が、07年度決算の赤字を不正に13億4千万円少なく見せかけていたという記事。
「研究会によると、粉飾は07年末に前事務局長が発案し、当時の常務理事が了承した。診療報酬を請求したあとに事務用に作る伝票を偽造し、支払われるはずのない金額を計上したり、支出の一部を計上しないで費用を少なく見せかけたりするなどし、収益から費用を差し引いた「当期余剰金」を、本来の約33億円の赤字から約20億円に圧縮した07年度決算が、08年6月の理事会で承認された。」
おそらく、一般企業でいえば、架空の売掛金(売上伝票)を計上し、費用の未払金を計上しなかった(あるいは支払自体を先送りしていた)というようなよくありそうな不正だったのでしょう。法人幹部が主導した粉飾のようですので、外部監査でもなければ発見は難しいかもしれません。
こうした有名病院が粉飾というなさけない手段をとらざるを得ないということ自体が問題なのかもしれませんが・・・。
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