金融庁は、株式会社アクセスが作成した財務書類について、新日本監査法人の業務執行社員として監査証明を行った公認会計士2名に対し、2012年12月27日付で懲戒処分を行いました。
「アクセスの平成17年3月期の財務書類に係る監査において、相当の注意を怠り、重大な虚偽のある財務書類を重大な虚偽のないものとして証明した」とされています。
具体的には、売掛金の残高確認先から、残高確認状に記載された取引について債務の認識がない旨の連絡を受けたにもかかわらず、アクセスの主張どおり売上の計上を認めた、アクセスから残高確認状を送付しないよう要請を受けたことため、代替手続を行うだけで、残高確認を実施しなかったなどの点を指摘されています。
(「アクセスは取引先に協力を依頼し、注文書や検収書等の外部証憑を偽造することにより、架空売上の計上及び売上の前倒し計上等」を行っていたそうです。)
処分内容は、業務停止6月という非常に厳しいものです。
金融庁による元社員2名に対する処分について(新日本監査法人)
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元社員がやったことで、自分は関係ないみたいな書き方です。
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