金融庁が、組織の再編案を正式発表したという記事。
「金融庁は1998年に旧金融監督庁が発足して以来の大規模な組織再編に取り組む。現在、金融庁は検査局、監督局、総務企画局の3局体制だが、金融機関の育成やフィンテック対応など現在の課題に効率的に取り組む組織編成に変える。
検査局を廃止して、金融機関を業態ごとにモニタリングするチームを監督局に統合。オンサイト(立ち入り検査)・オフサイト(聞き取り調査)一体のモニタリングを効率化する。
制度立案と官房を担当してきた総務企画局は、総合政策局と企画市場局に分ける。企画市場局は、銀行法や金融商品取引法など金融庁の所管法令の改正やフィンテック対応、市場行政を担う。
総合政策局は、官房機能に加え、金融システムや金融機関に共通する課題を担当する。検査局でガバナンスや資金運用などテーマごとに業態横断で金融機関のモニタリングを担当してきたチームは総合政策局に移り、金融市場の変化で生じるリスクに機動的に対応することを目指す。」
金融庁が機構改革を正式発表 監督・検査一体化し、金融機関の育成強化(産経)
「再編後の人員構成は、総合政策局が約500人、監督局が約420人、企画市場局が約190人-となる見込みだ。」
企業開示関係は、企画市場局なのでしょう。
金融庁 フィンテック室新設、検査局廃止 組織再編案(毎日)
金融庁のプレスリリース。
平成30年度機構・定員、予算要求について

(金融庁資料より)
金融庁といえば、この記事もおもしろそうです。
森長官の先兵「札付き銀行2課長」(FACTA)(記事冒頭のみ)
「...この抜擢人事は、多くのノンキャリア(課長補佐、係長)の総スカンを食っている。「森長官は、これをご存じないようです」と、義憤にかられたOBが差し出したのが、A4ペーパー22枚の「お父さんといっしょ」と題する匿名の内部告発である。...」