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次世代EDINETタクソノミ(案)の公表について(金融庁)

次世代EDINETタクソノミ(案)の公表について

金融庁は、次世代EDINETタクソノミ(案)を、2012年6月25日に公表しました。

金融庁では、「有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム(EDINET)の次世代システム」(「次世代EDINET」)に係る設計・開発を行っていますが、そこで用いられる予定のものの案です。

次世代EDINETタクソノミ(案)概要(PDFファイル)という資料によると、次世代EDINETでは、有価証券報告書等については、報告書全体がXBRL対象範囲になるとともに、公開買付届出書、大量保有報告書等が新たにXBRL対象範囲となるそうです。

また、開示項目を個々の金額、開示事項等の最小単位ごとにタグ付けする手法(「詳細タグ付け」)に加えて、文章、表、複数の金額項目等を一定の塊でタグ付けする手法(「包括タグ付け」)が併せて採用されます。

現行EDINETでは、XBRL対象範囲は財務諸表本表に限られており、金額ごとの詳細タグだけでよかったのでしょうが、適用範囲を拡大するとなると、かたまりでタグをつける必要があるのでしょう。

そのほか、開示書類等提出者がXHTMLファイルにXBRLタグを埋め込んだインラインXBRLファイルで提出するインラインXBRL方式を採用するなどの変更点があるそうです。

同じ資料の末尾の予定表によれば、次世代EDINET の稼働開始は、平成25年度中とのことです。
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