新型コロナウイルス対策の公的融資をめぐる詐欺の疑いで、大阪・寝屋川市の市議会議員ら5人が逮捕されたという記事。
「警察によりますと、5人は、おととし7月から12月にかけて大阪・堺市の福祉施設に対し、新型コロナの影響を受けた福祉施設などを対象にした公的融資の仲介をするともちかけ、業務委託料の名目で現金およそ6000万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
融資は、独立行政法人「福祉医療機構」が新型コロナの影響を受けた福祉施設などに無担保、無保証で資金を貸し付けるもので本来、仲介は不要ですが、警察によりますと5人は機構とは無関係で融資の決定権限もないのに「融資を受けた額の半額を自分たちに支払えば、特別に融資を受けることができ返済不能になっても責任を問われない」などとうその説明をしていたということです。」
このグループで、10数億円だまし取っていたそうです。だまされる方もどうなのかと思いますが...。普通に考えれば、融資なのだから、全額返さないといけないでしょう。
(ただし、世界的に見れば、米国の新型コロナ経済対策のPaycheck Protection Programでは、いったん融資として資金提供が行われ、条件を満たせば返済が免除されていました。)
吉羽美華・寝屋川市議ら5人、詐欺容疑で逮捕…コロナ融資巡り委託料名目で十数億円被害か(読売)
「発表では、5人は2020年7~12月、堺市の福祉施設に対し、独立行政法人「福祉医療機構」(WAM、東京)の「新型コロナウイルス対応支援資金」制度について、「特別な条件で融資が可能で、返済しなくても民事上の責任は負わない」などと偽り、同年12月中旬、この施設に1億2000万円の融資を受けさせ、うち5940万円を業務委託料などの名目でだまし取った疑い。」
大阪・寝屋川市議の女ら逮捕「巻き込まれただけ」(テレビ朝日)(動画あり)
新型コロナの融資制度を悪用し6000万円詐取か 吉羽美華寝屋川市議ら5人を逮捕(TBS)(動画あり)
いつから出しているのかわかりませんが(ファイル名から推測すると昨年4月か)、注意喚起の文書が医療福祉機構のサイトに掲載されています。
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新型コロナウイルス対応支援資金に乗じた悪質な業者・不審な勧誘にご注意ください(PDFファイル)