三菱UFJ銀行が、新規に口座を開設する際に、原則として紙の通帳を発行しないことにしたという記事。
「三菱UFJ銀行が、6月10日から新規に口座を開設する際に、原則として紙の通帳を発行せず、パソコンやスマートフォンで閲覧できる「デジタル通帳」を利用してもらうようにすることが30日分かった。」
「銀行は通帳を発行すれば、1口座当たり年200円の印紙税を負担する。長引く低金利で厳しい収益環境が続く中で、経費削減を進める狙いもある。
三菱UFJ銀は、インターネット上で過去10年分の取引記録を見られるようにするなど、デジタル化に向けた対応を進めており、紙の通帳がなくても利便性は低下しないと判断した。」
印紙だけでなく、通帳記帳に対応したATMは機械的に複雑で、コストもかかりそうですから、将来的に通帳全廃となれば、相当のコスト削減になるでしょう。消費者からすれば、インターネットを使わない場合は、取引を把握するために紙の計算書(取引明細書)を発行してもらうことになるのでしょうが、発行の都度手数料を取られるようになるでしょうから、負担が増えそうです。
また、紙の通帳がなくなれば、口座の存在自体が忘れられる場合も増えるでしょう(特に相続などの場合)。長期的にはそれも銀行の利益となります。
三菱UFJ銀行 新規口座は原則デジタル通帳に(NHK)
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