金融庁・金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」で、決算短信の簡素化案が、東証から示されたという記事。
「見直しの趣旨は、企業と投資家の「対話促進に向けた効率的開示のため」に、法定開示の「確報」に対する決算短信の「速報」性を前面に押し出すこと。
1)記載事項の整理、
2)開示システム(TDnet)の改善(手動⇒自動化)、
を図る。」
「現在の「V 経営方針」、「VI 継続企業の前提に関する重要事象等」は、記載不要(有価証券報告書で記載)となる」そうです。
東証が提出した資料。
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対話促進に向けた効率的開示のための決算短信の見直し(PDFファイル)

(東証資料より)(画像クリックで拡大)
財務諸表が開示不要となる場合もあるようです。ただし、「開示可能となった時点で追加的に開示を要請」なので、2度手間になります。(新たに開示させるというより、会社法計算書類や有報が確定した時点で、確定した旨とその入手方法を開示させればよいのでは)
当サイトの関連記事(「ディスクロージャーワーキング・グループ」第3回について)
東証の決算短信、簡略化案に批判 「投資家の不利益大きい」 資産や借金、開示不要に(朝日)(記事冒頭のみ)