医療法人の倒産記事。
福慈会(名張市)と関連の和伸会(名古屋市)という2つの医療法人が、破産開始決定を受けたとのことです。
負債総額は、2社合計で97億6713万円。(けっこう大きい。)
急速な事業拡大が破綻の要因だったようです。
「福慈会は、1980年9月創業で、病院や診療所、介護老人保健施設を展開。名張市に胃腸科内科・外科等の診療所及び老人介護施設を有するほか、近年では神奈川県、埼玉県、東京都、静岡県、新潟県など県外にも積極的に診療所等を設けていた。相次ぐ事業所の開設により、2019年3月期に12億8956万円だった売上高は、2024年3月期に40億1001万円を計上。業容は拡大基調にあった。
しかし、急速な事業拡大に伴い多大な設備投資負担が生じたことから金融債務は年商以上に膨張していた。また、人件費や諸経費なども嵩み、2023年3月期以降、2期連続で最終赤字を強いられ、多忙な資金運営が続いたため、今回の措置となった。
和伸会は、名古屋市千種区の「和田内科病院」などの医療機関や福祉施設を経営していたが、福慈会に連鎖した。」