金融庁が作ろうとしている監査法人のガバナンス・コードの案が有識者会議で明らかになったという記事。
「金融庁案は、経営機関に対し、個別の監査業務を担う監査チームの垣根を超えて法人全体を組織としてまとめ、監査の質的向上を目指すよう要請した。また、企業トップ経験者など社外の人材をメンバーに加えた経営の評価・監督機関を置き、経営のチェックや経営陣の選解任、報酬の決定、助言を行うよう求めた。
さらに、金融庁案では個別業務の中で監査品質への市場の信頼に「大きな影響を及ぼしうるような重要な事項」が浮上した場合、経営機関が主体的に関与して適正な判断を確保することが盛り込まれた。」
この案は会議資料として、金融庁のサイトで公開されています。
「監査法人のガバナンス・コードに関する有識者検討会」(第4回)議事次第(金融庁)
正式の案が出たときに、詳しく見てみたいと思いますが、あまりできはよくないという印象です。
(案を書いた人は「実効性」・「実効的」や「機能」という言葉が好きなようです。)
監査法人、独立機関が経営監視を 金融庁が統治指針案(日経)
金融庁 監査法人の「行動指針」原案示す(NHK)
この案自体に関する記事ではありませんが...
守りのガバナンスの重要性
東芝事件から考える監査法人のガバナンス(日経ビジネス)
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