三菱東京UFJ銀行が、同行自身が「問題先」と認める相手を含む八十数社に3年間で総額約300億円を融資し、約70億円を焦げ付かせていたという記事。
「同行が金融庁に報告した内容によると、問題融資を手がけていたのは、東京都渋谷区、世田谷区方面で新しい取引先を開拓する「渋谷法人新規室」。02~05年の融資案件で集中的に焦げ付きが発生した。
貸出先の事業計画の検証が足りなかったり、業績の浅い会社に融資を拡大したりしていた。反社会的勢力とつながった人物らが幹部になっている会社に対しても、チェックが甘いまま貸し出していた。同行が融資先そのものに「問題あり」と判断したのは約60社。」
問題貸付先の約半数は三井住友銀行もひっかかった「コシ・トラスト」という会社とその関連先だったようです。
当サイトの関連記事(不正融資100億円焦げ付き「三井住友銀行員にリベート」)
これでは新銀行東京を馬鹿にすることはできません。やはり融資先開拓のノルマがあったのでしょうか。貸し渋りが激しい現在の状況では考えられないことですが・・・。
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