ホスピス最大手で不正か 訪問看護、過剰請求も指摘 全国120カ所「医心館」
東証プライム上場会社(記事では名前が挙がっていませんがアンビスホールディングス)の子会社「アンビス」が運営する末期がんや難病患者向け有料老人ホームで、診療報酬不正請求疑惑があるという記事。
「全国に約120カ所ある末期がんや難病患者向け有料老人ホーム「医心館」のうち複数のホームで、併設の訪問看護ステーションが入居者への訪問について実際とは異なる記録を作り、不正に診療報酬を請求していたとみられることが23日、内部文書や複数の元社員の証言で分かった。
...元社員らは、必要ないのに訪問して過剰に報酬を請求する行為も常態化していたと指摘している。」
会社からプレスリリースが出ています。
昨日の一部報道について(2024年3月24日)(PDFファイル)
「昨日、当社の医心館事業について不正に診療報酬を請求していた旨の報道が一部なされましたが、現在事実関係を確認中です。
今後、事実関係を確認できました後には、速やかに公表いたします。」
きちんと調べるまでは、決算を締められないのでは。監査人(PwCのようです)の判断も注目されます。
ちなみに、パーキンソン病患者向けの施設を運営するサンウェルズ(東証プライム上場)の不正請求問題では、過年度有価証券報告等の訂正にまで至っています(→当サイトの関連記事)。
アンビスHD株価、上場来安値 診療報酬の不正請求報道(日経)(記事の一部のみ)