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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

バカラ賭博に溺れ、2億円をつぎ込んだ上場企業元役員の転落人生

大王製紙前会長もはまった「禁断の魔力」 バカラ賭博に溺れ、2億円をつぎ込んだ上場企業元役員の転落人生

ジャスダック上場の「ソリトンシステムズ」で発生した執行役員による横領事件の記事。

「捜査関係者らによると、××容疑者は外資系企業などでの勤務を経て、平成21年6月にソリトン社に入社。米公認会計士の資格を持っていたこともあって、23年12月には経理・財務部門の執行役員に就任していた。

 ××容疑者は当時、ソリトン社の小切手の振り出しや口座管理といった資金管理を一任されていた。この立場を悪用し、部下がいない昼休みなどにこっそり小切手に社印を押して銀行に持ち込み、1回につき1000万~2000万円を換金するようになったのだ。

・・・

 昨年6月29日、××容疑者はいつもより多めの4000万円の小切手を換金しようと、取引先の銀行に連絡を入れた。2日前にも2000万円が換金されていたため、担当者が使途を尋ねると、××容疑者は「社長の個人的な使途だ」と答えた。

不審に思った担当者はソリトン社に連絡。寝耳に水だった社長が××容疑者を呼び出し、問い詰めると、あっさりと着服の事実を認めたという。

ソリトン社は7月、××容疑者を懲戒解雇。第三者委員会を立ち上げて内部調査した結果、××容疑者が5月15日~6月28日に計10回にわたって、1億7000万円の着服を繰り返していたことが判明。・・・」

金額は大きく、手口も記事を読む限りでは単純なようですが、不正が行われた期間は比較的短く(決算日もはさんでいない?)、資金管理を一任されていた人物による不正ということなので、むしろ発覚が早かった方ではないでしょうか。

ただし、実際に横領が行われる以前にも、兆候はあったようです。

「・・・容疑者は今回の横領以前の平成23年秋ごろにも、ソリトン社の社長や同僚らに「個人的な理由」で計数千万円の借金をしていた。ただ、このときは自宅を処分するなどして、大部分を返済したという。」

こちらは上場企業ではありませんが、別の横領事件です。

「風俗や競馬に使った」勤務先医療法人から2800万円横領容疑 元職員を逮捕 計2億円を着服か(産経)

「・・・容疑者は港区にある歯科診療所を経営する医療法人社団で経理を担当していた平成18年ごろから計約2億円を着服したとみられ、「風俗や競馬に使った」などと容疑を認めている。」
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