コンサルタント会社「セントラル総合研究所」の社長らが顧客に「脱税指南」をしていたなどとして、逮捕されたという記事。
「地検などによると、八木容疑者は千葉県習志野市の男性(72)に脱税工作を指南し、不動産売却益の一部を除外して2007年分の所得税約3400万円を免れさせた疑いがある。」
「関係者によると、セ社側は男性ら複数の顧客に対し、不動産売却益の一部を仲介手数料に装うなどの方法で裏金化させて預かり、所得を隠したという。地検は、男性以外の脱税疑惑についても、調べを進める方針とみられる。」
仲介手数料を払った(ことになっている)側は、たしかに課税所得が減ることになりますが、逆に受け取った(実際には預かった)側は課税されるはずであり、どれだけ節税(脱税)効果があったのかはよくわかりません。もしかすると、不動産の譲渡による所得に対する税率と手数料を受けとった側の所得に対する(法人税などの)税率の差異による効果はあったのかもしれませんが・・・。
「八木容疑者は首相の諮問機関「中小企業支援会議」のメンバーとなる見通しだった。」
民主党も人材不足なのでしょうか。そちらの方が心配です。
監査法人や監査法人の系列の会社・税理士法人などでは、ここまで親切な(?)コンサルティング・サービスは行っていないはずですが、海外では、あぶない節税スキームを富裕顧客に売り込んで、当局の摘発を受けた例もあります。全く無関係な事件ともいえません。
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