日本取締役協会は、「監査等委員会の監査の展望~取締役が行う監査について~」という報告書を公表しました。
取締役によって構成される会議体であるという点で監査等委員会と共通している「海外の主要国の監査委員会の実務を紹介し、我が国の実務の検討に活用することを目的」としたものです。
海外実務の紹介の前に、監査等委員会が行う「監査」の意義についてふれています。(これが通説なのかどうかはよくわかりません。)
「監査役、監査委員会、監査等委員会が行う「監査」の意義については、取締役としての地位の有無にかかわらず、基本的に同義と考えるべきである。」
「「監査」の意義は、役員による「監査」、あるいは上場企業のコーポレートガバナンスに対する社会や市場の期待に基づき、その時々において適切に解釈して運用するのが合理的であろう。 」
海外実務は、米国、英国、ドイツを中心に説明しています。
全体で20ページ弱の分量です。
森・濱田松本法律事務所とPwC あらた有限責任監査法人の人が執筆者となっています。
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