介護と政治(2010年参院選候補者アンケート)


第22回参院選(2010年)立候補者に、介護労働に関して質問します。

岩永尚之候補(鳥取選挙区・共産党)のご回答

2010-06-23 00:37:58 | 中国・四国
岩永尚之候補 鳥取選挙区 共産党新人 党県書記長、元医療生協職員

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(6月21日ファックス回答)



答1 高齢者施設・サービスが増える場合の望ましい種類について。

 「施設系」… 特別養護老人ホーム、 老人保健施設、 療養型病床群

 「地域系」… ショートステイ、 訪問介護(ホームヘルパー)、 小規模多機能型居宅介護



答2 介護職員の賃金について。

 低賃金であると思う。



答2-2 賃金アップの方法。

 その他。
 → 介護保険制度上の国庫負担のひき上げは当然必要であり、
   介護報酬のひき上げによる人件費引き上げが基本だが、それだけだと利用料に反映し、
   利用者負担増となるため、賃金助成が必要。



答3 介護報酬アップに関して。

 更なるアップが必要。



答4 介護保険法改定に関して。

 その他。
 → 国庫負担割合の引き上げをただちに行い、
   国制度として保険料・利用料の減免制度をつくり、住民税非課税者は無料とする。
   要介護認定や利用限度額は廃止し、
   特養ホームや小規模多機能施設などの整備をすすめ、
   療養病床の廃止・削減計画を白紙撤回し、必要な介護がうけられるようにする。
   また、介護労働者の賃金を大幅にひき上げるため、
   第1歩として、4万円のすみやかなひき上げと、
   人員配置基準の2対1への改善など、労働条件の改善にとりくむ。



答5 外国人介護職の受け入れについて。

 その他。
 → 希望者をうけ入れることは、こばんだりすべきでなく、
   必要な知識修得のための手だてをとるべきと思うが、
   現在すすんでいるこの話は、
   介護労働者を安あがりの賃金ですませようとする政策課題であり、
   そのような流れで行ってはならないことである。
   介護労働者の賃金ひき上げと労働条件の改善こそ、まずすべきである。



答6 今後のあるべき人員配置基準について。

 2:1



答7 「常勤換算」について。

 その他。
 → 介護労働者が不足するほどの劣悪な労働条件を改善し、正規労働者が雇用できる環境を整えることが必要。



答8 要介護認定基準について。

 廃止。
 → 要介護認定制度は、介護保険の「利用抑制」であり、
   介護を必要とする利用者の立場にたったものではない。
   従来の制度にもどすと同時に、介護認定は高齢者の実態を反映したものとし、
   利用限度額の廃止、利用料・保険料の減免制度をつくり、必要な介護がうけられるようにする。