例の一件については「国会議員の出自と国籍であれだけ盛り上がった人たちが、内閣府参与・経済産業省参与の身元・国籍について無頓着なのはどういうことか」という以上の感想は無い。今回身元について公に指摘した方もまた二重籍の話題で盛り上がっていたと認識しているが、この件については国籍は問題視していないようだ。話題の人物その方については私はよく知らないが、それは私もまた人に知られるような者ではないからに過ぎないのでここで話題にすることは無い。
私の言いたいことは上の文章ですべてなのだが、パロアルトネットワークス(日本法人)の登記とパロアルトネットワークスのwebサイト https://www.paloaltonetworks.jp/ の掲載事項を突き合わせてみたので記録として残しておく。なお私は登記の読み方について完全な素人なので誤りがある可能性が低くない。
「パロアルトネットワークス」で法人登記を検索すると、現存する株式会社1件と合同会社1件、それに閉鎖された合同会社2件の登記がある。このうち現存する合同会社は目的に「飲食店の経営、中国物産店の経営」などとあり、明らかに関係が無いので無視する。閉鎖登記の合同会社2件と現存する株式会社はいずれも「公告をする方法」に「電子公告により行う」「http://www.paloaltontworks.com」としているので、これが目的の法人とわかる。
合同会社1(閉鎖)
合同会社2(閉鎖)
株式会社
登記の異動とwebでの発表を時系列にすると下記のようになる。
※1
※2経営者に向けた300ページのサイバーセキュリティ指南書、パロアルトが無償配布 -INTERNET Watchなど
上記の内容が現在も変更されていない前提で整合性をもって理解するならば、齋藤ウィリアム浩幸氏はパロアルトネットワークス合同会社の「副会長」という登記に現れない役職に就任し、パロアルトネットワークス株式会社への改組に伴って取締役ではない「副会長」となり、同社においてセキュリティ責任者ではあるが最高セキュリティ責任者は別の人物である(「最高」の有無)ということになる。
繰り返しになるが、私の感想は「国会議員の出自と国籍であれだけ盛り上がった人たちが、内閣府参与・経済産業省参与の身元・国籍について無頓着なのはどういうことか」に尽きることを再度記して終わりにする。
私の言いたいことは上の文章ですべてなのだが、パロアルトネットワークス(日本法人)の登記とパロアルトネットワークスのwebサイト https://www.paloaltonetworks.jp/ の掲載事項を突き合わせてみたので記録として残しておく。なお私は登記の読み方について完全な素人なので誤りがある可能性が低くない。
「パロアルトネットワークス」で法人登記を検索すると、現存する株式会社1件と合同会社1件、それに閉鎖された合同会社2件の登記がある。このうち現存する合同会社は目的に「飲食店の経営、中国物産店の経営」などとあり、明らかに関係が無いので無視する。閉鎖登記の合同会社2件と現存する株式会社はいずれも「公告をする方法」に「電子公告により行う」「http://www.paloaltontworks.com」としているので、これが目的の法人とわかる。
合同会社1(閉鎖)
合同会社2(閉鎖)
株式会社
登記の異動とwebでの発表を時系列にすると下記のようになる。
- 2009年6月5日 東京都港区虎ノ門四丁目3番1号に「パロアルトネットワークス合同会社」を設立。代表社員は金城盛弘氏。
- 2009年11月24日 東京都千代田区紀尾井町4番3号に移転。
- 2011年9月1日 東京都千代田区紀尾井町4番1号に移転。
- 2013年11月10日 東京都千代田区紀尾井町4番3号に移転。
- 2014年8月1日 金城盛弘氏退任、アリイ・ヒロシ・ナガミネ氏が職務執行者に。
- 2014年8月1日 「パロアルトネットワークス合同会社 代表執行役員社長にアリイ・ヒロシが就任」と合同会社名で発表。
- 2015年6月9日 「パロアルトネットワークスの副会長に 齋藤 ウィリアム 浩幸が就任」と合同会社名で発表。齋藤氏について「パロアルトネットワークスのセキュリティ責任者」としている。
- 2015年9月1日 合同会社を改組し「パロアルトネットワークス株式会社」に移行。取締役アリイ・ヒロシ・ナガミネ氏、ステファン・クリストファー・トムリンソン氏、ジェフリー・チャールズ・トゥルー氏。
- 2016年5月25日 「パロアルトネットワークスの最高セキュリティ責任者に松原 実穗子が就任」と株式会社名で発表。
- 2016年10月24日 取締役全員再任。
- 2016年12月20日 「パロアルトネットワークス、サイバーセキュリティの課題に取り組む日本組織のための セキュリティ指南書を提供開始」と株式会社名で発表。齋藤ウィリアム浩幸氏は「副会長」の肩書で執筆※1。報道※2によれば発表会場で松原実穗子氏ともども登壇した模様。
- 2017年10月26日 ステファン・クリストファー・トムリンソン氏取締役退任、キャスリン・アン・ボナーノ氏が取締役就任、他2取締役は再任。
- 2014年8月1日 「パロアルトネットワークス合同会社 代表執行役員社長にアリイ・ヒロシが就任」と合同会社名で発表。
※1
※2経営者に向けた300ページのサイバーセキュリティ指南書、パロアルトが無償配布 -INTERNET Watchなど
上記の内容が現在も変更されていない前提で整合性をもって理解するならば、齋藤ウィリアム浩幸氏はパロアルトネットワークス合同会社の「副会長」という登記に現れない役職に就任し、パロアルトネットワークス株式会社への改組に伴って取締役ではない「副会長」となり、同社においてセキュリティ責任者ではあるが最高セキュリティ責任者は別の人物である(「最高」の有無)ということになる。
繰り返しになるが、私の感想は「国会議員の出自と国籍であれだけ盛り上がった人たちが、内閣府参与・経済産業省参与の身元・国籍について無頓着なのはどういうことか」に尽きることを再度記して終わりにする。