陰某論

陰でこそこそとコンピュータセキュリティ・情報セキュリティについての某かを論ずるブログ

パロアルトネットワークス(日本法人)に関する簡単な調査

2017-12-22 06:00:29 | 日記
例の一件については「国会議員の出自と国籍であれだけ盛り上がった人たちが、内閣府参与・経済産業省参与の身元・国籍について無頓着なのはどういうことか」という以上の感想は無い。今回身元について公に指摘した方もまた二重籍の話題で盛り上がっていたと認識しているが、この件については国籍は問題視していないようだ。話題の人物その方については私はよく知らないが、それは私もまた人に知られるような者ではないからに過ぎないのでここで話題にすることは無い。

私の言いたいことは上の文章ですべてなのだが、パロアルトネットワークス(日本法人)の登記とパロアルトネットワークスのwebサイト https://www.paloaltonetworks.jp/ の掲載事項を突き合わせてみたので記録として残しておく。なお私は登記の読み方について完全な素人なので誤りがある可能性が低くない。

「パロアルトネットワークス」で法人登記を検索すると、現存する株式会社1件と合同会社1件、それに閉鎖された合同会社2件の登記がある。このうち現存する合同会社は目的に「飲食店の経営、中国物産店の経営」などとあり、明らかに関係が無いので無視する。閉鎖登記の合同会社2件と現存する株式会社はいずれも「公告をする方法」に「電子公告により行う」「http://www.paloaltontworks.com」としているので、これが目的の法人とわかる。

合同会社1(閉鎖)


合同会社2(閉鎖)


株式会社


登記の異動とwebでの発表を時系列にすると下記のようになる。

※1
※2経営者に向けた300ページのサイバーセキュリティ指南書、パロアルトが無償配布 -INTERNET Watchなど

上記の内容が現在も変更されていない前提で整合性をもって理解するならば、齋藤ウィリアム浩幸氏はパロアルトネットワークス合同会社の「副会長」という登記に現れない役職に就任し、パロアルトネットワークス株式会社への改組に伴って取締役ではない「副会長」となり、同社においてセキュリティ責任者ではあるが最高セキュリティ責任者は別の人物である(「最高」の有無)ということになる。

繰り返しになるが、私の感想は「国会議員の出自と国籍であれだけ盛り上がった人たちが、内閣府参与・経済産業省参与の身元・国籍について無頓着なのはどういうことか」に尽きることを再度記して終わりにする。