お気楽子育て日記

5歳と3歳のオテンバ姉妹の子育てや日々の生活について。「お気楽」にいってない方が多いかも?!

トカゲ

2008-07-16 | 子育てな日々
いつも一緒に幼稚園に行くお友達の家に迎えに行った時のこと。
トカゲが死んでしまっているのをまめかが見つけた。
何を思ったのか、まめかは死んだトカゲのしっぽをつかみ「死んじゃったよー」と走り回っている、、、
ひぃぃぃと思いつつも、実は私も小さい頃はほぼ同じことをしていたので(虫とか全然平気な子だった)、あぁやっぱり我が子だわ、などという思いも頭をかすめていた。
そんなことをしてる間にお友達とママがドアから出てきて、まめかの指先にぶら下げられているものに怯んでいた。
そりゃ、そうだよね、、、その男の子のお友達でさえ、うわっ捨てろよー、と引いていた。
もう幼稚園に行く時間だし、さぁ、まめかよ、速やかにトカゲをどこかに置こうよ。
「やぁだぁ!」ぷらぷらさせながら走り回るまめか。
あぁ、やっぱり予感的中・・・
「後で埋めておくから置いていこう」から始まり、何とか置いていってもらおうと、お友達のママと二人して説得するが聞かず
そして遂に「幼稚園に連れて行って埋めてあげようか」と一言。
まめかの顔がパッと明るくなり、今までぶら下げていたトカゲを両手で大事に運び始めた。
幼稚園に足が向かったのは良かったけど、私の気持ちはモヤモヤ
だって・・・死んだトカゲを運んで行ったら、先生方は迷惑だよねぇ、いや、あの幼稚園なら大丈夫かも?!
そんな不安と期待の声がグルグルと頭の中を巡っていた。

いつも迎えてくれる先生と園長先生。
まめかが両手で何かを大事そうに抱えているのに気づいた。
「あれ~何持ってきたの?虫かな?」
「それが・・・」事情を説明すると、園長先生がさっと近づいてきて、まめかの手の中に横たわっているトカゲをなで始めた。
「そっかぁ、よく運んできてくれたね。担任の先生と一緒にお墓作ってあげようか。」
まめかは嬉しそうにうなづくと、いつもより軽い足取りで階段を上って行った。
担任の先生もごく普通の出来事のように受け入れてくれたばかりか、すぐに園庭の隅にお墓を作りに行ってくれた。
(いやもしかしたら、お二人とも内心動揺していたかもしれないけれど・・・)

園長先生がトカゲをなでて下さった時点で、私もう泣きそうでした
その上担任の先生がすぐに対応して下さり、真意はどうであれ、ホッとしたというか、救われたというか。

それにもしお友達親子がいなかったら、まめかがトカゲを手放さなかった時点で私はブチ切れていたよなぁ・・・と二人の存在を改めてありがたく思った。
無理に置いて来させずに本当に良かった、、、

大体私は気持ちに余裕を持たずに子どもたちと接していることが多いので、
お友達親子や幼稚園という存在にすごく救われた出来事だった。
まめかの気持ちを傷つけず、気持ちに沿った対応をすることについてたくさん考えさせられた。