フォトログ~kageでひとりごと

季節感やシーンを思い浮かべていただけるような写真を徒然なるままに綴りたく思います。

Vivid in Love~ビビッドに恋して

2013年01月07日 00時00分00秒 | 京の出来事

Vivid in Love~ビビッドに恋して


Nikon D700、AF-S 24-70mm f2.8G ED  2012.11.28 京都 南禅寺 天授庵にて
■PLフィルター使用


遅ればせながら明けましておめでとうございます(^_^)

相変わらず更新が遅れがちなブログですが本年もどうぞよろしくお願い致します。

と言う事で、紅葉の写真です(笑)


哲学の道で猫たちとたっぷり遊んだあと、南禅寺の天授庵に向かいました。
ここは比較的空いているので好きな場所です。

鯉と落葉の、錦の共演-

二年前にも一度撮影しているのですが、その時は池の落葉が少なかった事と、今となっては
高感度に強いとは言い難いD300での撮影だった事もあって満足する出来ではありませんでした。

今回は落葉もいい塩梅で、高感度にも強いD700を携えての再撮影です。(D700ももう旧機種ですが・・・orz)


開始10分で真っ向から錦鯉がやって来たのでカシャ!
最近はブルー側にWBを振っているのが常なのでちょうど水面に映る日陰の部分が美しいブルーを
引き出してくれました。

錦恋に紅葉。と、和の鉄板の組み合わせですがどこかキュートで、オシャレなタッチに仕上がった。(と、思う。)





錦のバラード


Nikon D700、AF-S 24-70mm f2.8G ED  2012.11.28 京都 南禅寺 天授庵にて
■PLフィルター使用


開始10分で1枚目をゲットしたものの、そこからが長かった。

もう1枚を狙うもこの天授庵の池は結構広く、この錦鯉は一度向こうへ行ってしまうとなかなかこちらへ帰って来ない。
来たかと思ったら、くるりとコースを変えてしまう。

他に紅白の錦鯉が居れば勝負はもっと早いのですが、この池にはこの鯉しか居ません。


この手の写真を撮る時は、いつも釣りをしている気分です。
のんびりと竿を垂れて、アタリが来るのを待ち続けるしかありません。。。(;^_^A

準備万端で、一流の道具とエサを揃えていても釣れない時は釣れません。
逆に、ふいに垂らした糸に、魚が食い付く事もあります。


およそ40分後-
やっとこの錦鯉が、狙っていた位置に泳いで来てくれました。

星のように流れる錦の水面に-



結局、釣りも写真(風景写真もスナップ)も、「その瞬間」が来た時に準備が出来ているかどうかが肝心だと思います。

約1時間、釣りを楽しみました。


そろそろ陽も落ちはじめましたので竿をしまって、天授庵を、京都を後にして帰路に就きました。

久しぶりの秋の京都。
せかせかと、あちこち回るのは好きでは無いので訪れた場所は、一泊二日だというのに南禅寺周辺ばかり(笑)

でも楽しい旅でした(^_^)v

これで今回の秋の京都の旅は終わりです。




・・・僕の紅葉写真って、落葉写真ばかりですね(笑)

劇団CATS~秋の集い

2012年12月24日 00時00分00秒 | 京の出来事

劇団CATS~秋の集い


こんばんは。なかなか更新出来ませんですみません・・(;^_^A

京都旅行の続きです。
今回の撮影のメインの一つ、哲学の道の猫たち。

この日は全部で16匹の猫たちが居たのですが、これだけ居ると性格もバラバラ。
それでも皆、ちゃんと食べさせてもらっているようで毛並みも良く元気そうでした。

彩り豊かな紅葉の中、豪華なラインナップ。

哲学の道は春は桜。秋は紅葉が綺麗で散策コースにはもってこいの場所。
猫たちと約2時間たっぷり遊ばせてもらいました。




モミジいらんかね。


「旅のお方。モミジいらんかね。」

ここが猫たちの水飲み場のようでした。
つくばいに水が溜まり、そこに色とりどりの落葉が華を添える。

フルーツポンチのようにカラフルで美味しそうに見えました・・・(笑)




とにかくたくさん猫の写真を撮ったのですがとても紹介しきれません・・・(笑)
今回の3枚でご勘弁下さい。

帰り際、猫たちはいちおう(笑)、見送ってくれました

猫は場所に居着くもの。
再び哲学の道に来る事があればまた遊んで欲しいなぁ。と思いました。

彩りの讃歌-

2012年12月10日 00時00分00秒 | その他

彩りの讃歌-

Nikon D700 AF-S 24-70mm f2.8G ED 

2012.11.28  京都 永観堂にて。


こんばんは。前回に続いて秋の京都ぶらり。の続きです(^_^)

二日目は朝一番でまず南禅寺に行きましたが、まぁ人の多い事・・・(笑)
さっさと切り上げて「もみじの永観堂」へ。

永観堂の中へはもう15年近く入っておらず、どんな景色だったかも覚えていません。
当時は勿論、携帯電話も無かったし、使い捨てカメラで写真を撮るという事すらしてなかったので
記録が残っていません。

「ひさしぶりに入ってみようかな・・・朝ならまだ空いてるかも。」

と、入り口に向かうと立ちはだかる看板。

「拝観料1,000円」

(-_-;ウーン

外から中を覗き込むと、人がそれなりにもう散策しており、紅葉もやや見頃すぎか。

「やめた。」

永観堂の南門の近くにある池がいいロケーションでしたので一枚。
庭の写真。普段あまりこういう写真は撮らないのですが、ここなら無料だし(笑)


目の前には緑があり、紅葉があり、光があり、水があり-
いろんな色が溢れていました。

池には枯れかけた蓮たち。

やがて季節が巡ると、この景色は蓮の花が咲き誇り、紅葉は緑へと姿を変えているのでしょう。
庭園という限られた空間ですが、四季の移ろい、エネルギーみたいなものを感じさせました。

まぁ、この庭を手入れしている庭師の計算のうちなのかもしれません。

まんまと僕は撮らされたと言う事かもしれませんね(笑)

ラビリンスの番人たち

2012年12月01日 00時00分00秒 | 京の出来事

ラビリンスの番人たち      

Nikon D700 AF-S 24-70mm f2.8G ED 

2012.11.27  京都 哲学の道 喫茶「若王子」跡にて。



こんばんは。久方ぶりの更新です・・・(;^_^A

ずいぶんプライベートな写真を撮っていなかったので、一泊二日のオフを取って京都へ行って参りました。

11月の三連休が明けても秋の京都は人、人、人。

紅葉の見頃は過ぎていましたし、そもそも混雑するこの時期の京都の寺社で、いい写真が撮れるとは思ってもいない。


雑踏を離れ、哲学の道へ-  

・・・

結局、哲学の道も混雑していたのですが(笑)




過去に何度か登場している、「哲学の道」の猫たちに会いに行く。

今はもう廃墟と化した「喫茶 若王子」。
元俳優さんがオーナーだったそうです。


店跡へと続く下り階段の所に「本日は休ませて戴きます」の案内板。

階段にも「立ち入り禁止」のロープが張っています。

「廃墟マニア」の方々には有名な場所だそうですが、いつから閉店しているのか詳しい事は分かりません。
8~10年位前でしょうか。

営業当時から、店内や庭園に意味不明なオブジェがたくさんあり、何とも不思議な空間だったようです。

主不在のまま、現在は猫たちが番をしています。

もう開店する事も無い、ラビリンスへの入り口で-


ひとまずこの「哲学の猫たち」は、ごはんもちゃんと食べさせてもらっているようで元気でした。(´▽`) ホッ

この子達が今回の旅の案内人。

どんなシーンへ導いてくれるのでしょうか。



(つづく)


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(おまけ?)

夜の紅葉のライトアップもどこも混雑しているだろうし、今日の所は早めにホテルにチェックイン。

ウエスティン都ホテル京都を予約していたのですが、デラックスタイプの部屋が空いていたらしく
部屋を変更して下さっていた。

そんな気配りがあるから京都に来る時はよくこのホテルを利用します。(空きがあればですが)

一人で泊まるには広すぎるのですが、快適な部屋です。


記念に部屋の写真を(笑)




それと、このホテルのバーが好きです。
ボーカルとピアノが奏でるスタンダード・ジャズのライブを聴きながら、
グラスを傾けていると日常の疲れが癒されます。

ウエスティン都ホテル京都「ムーンライト」にて


京都の夜景を眺めながら-

京都は高層ビルが少ないので大した夜景では無いのですが・・(笑)

深酒せず、明日に備えて眠りにつきました。

モテモテだぜぇ。

2012年10月27日 00時00分00秒 | その他

モテモテだぜぇ。   2012.9.08 神戸よさこい祭りにて          Nikon D700 AF-S 24-70mm f2.8G ED


こんばんは。
いつもご覧頂き、ありがとうございます今年も神戸よさこい祭りに行ってきました(^_^)

昨年の明石大橋バックとは違い、今回は本祭1日目のハーバーランドを選んだわけですが・・・
朝からずっとよさこいばかり撮っていたので飽きてしまい、途中でスナップでぶらぶらしていました(笑)

サングラスをかけたワンちゃんが女子の人気を集めていたのでカシャ。



「だぜぇ。」と言えば、「スギちゃん」。

最近、写真館の依頼でときどき子供の遠足や運動会などの撮影をしていますが、
子どもたちに「おなまえ何ていうのー?」と訊かれると、「スギちゃん。」と答えている。

「今日はみんなのカッコいいところを撮りにきたんだぜぇ。」
「いい笑顔だぜぇ。」などと、

スギちゃんのモノまねを交えつつ、撮っています。

子たちが笑ってくれて手っ取り早いのである。


「ありがとうスギちゃん。使わせて頂いてます(笑)。」



この写真には全く関係ない話でした・・(;^_^A

KOBE☆フィーバーナイト

2012年09月30日 00時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

KOBE☆フィーバーナイト   Nikon D300、Ai Nikkor 50mm f1.4
F16、Bulb、ND8、多重露光・露光間フォーカス       

2012.8.04 みなとこうべ海上花火大会


1ヶ月ぶりの更新です・・・(;^_^A

前回に続いて神戸の花火ですが、夜8時以降はポートタワーが消灯してしまいますので、
個人的には夜景が物足りなくなります。

「制限時間30分!」にして、後半は殆ど花火を見ているだけだったりします(笑)

毎年、50mm単焦点1本しか持ってきていないのですが、来年はもうちょっと望遠も持ってこようかな~・・。

カラフルな玉ボケは海上の警備船の灯りを利用しました。

花火が始まる前に大船団でやって来て、花火が終わると一斉に去って行く。
いつも見ていて「綺麗だな~」と思っていたので今年はそれを利用しました。

写真的にはちょっと煩すぎる感がありますが、ゴージャス感は出たと思います(笑)

今年の神戸花火も楽しく過ごせました(^_^)

帰りの混雑さえなければもっと楽しいのですが・・・(笑)

KOBE☆ワンダーナイト

2012年08月25日 00時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

KOBE☆ワンダーナイト   Nikon D300、Ai Nikkor 50mm f1.4
F16、Bulb、ND8、多重露光・露光間フォーカス、トリミング       

2012.8.04 みなとこうべ海上花火大会


残暑お見舞い申しまげます。
いつもご覧頂きありがとうございます(^_^)

今年も神戸の花火大会に行ってきました。

ここ数年はGANREFの皆さんと現地で合流して撮影するのが恒例となっており、僕が現地に着いたのは
夕方でしたがもう皆さん三脚もセットして準備万端。

再会を祝いつつ花火が打ち上がる前にビールで乾杯。
世間話をしながら時間を潰していると待ち時間もあっという間でした。

当日は風が割とあり、花火が左へと流れる今イチコンディション。

毎年同じアングルなので何か工夫は無いかと、花火が始まる前にセンターフォーカスフィルターを
試してみたが、絞り込む花火では余り効果も無く、使うのをやめました。
結局、例年どおりの撮り方に。

使うレンズも50mmのMFレンズ1本。
無限遠にしておけばピントは合うので花火の撮影はMFレンズが非常に楽です。

神戸の花火はバックの夜景がウリなのですが、午後8時になるとポートタワーも消灯してしまい
ますので前半がカギです。

MFレンズなのでピント合わせは楽ですが、露光間フォーカスと、黒うちわを駆使して何ともせわしない撮影。
う~ん・・・花火撮影って2年前から進歩してないような・・・(^▽^;)



(つづく)

(番外編) 天上の恋桜-

2012年08月05日 00時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

天上の恋桜

2012.4.18 兵庫県 竹田城址
Nikon D300、Ai Nikkor 24mm f2.8s


いつもご覧頂きありがとうございます(^_^)
長らく引っ張っていた今年の竹田城の桜、今回でやっと終わりです(笑)



フィルム2本を撮り終え、竹田城から降りているところでした。(仕事に行かないといけないし!)
ここまでまったくデジタルを使わないままだったのですが、途中のベンチでカップルに目が留まりました。

いつからか「天空のベンチ」と名付けられたベンチ。

普段は竹田城の登山に疲れた中高年の方(失礼)や、これまた撮影に疲れたカメラマンが座っている方が多いので
このベンチは撮らない事が多いのですがラッキーな事に若いカップルが。

大慌てでバッグからD300を取り出し、4、5枚ほど収めました。
二人が寄り添っていたのはほんの一瞬だったと思う。

持って来ておいて良かった・・。


近年、竹田城を訪れる人は増加の一方で、過去3年間で4倍になっていると聞きます。
カメラマンは以前からそこそこ多かったですが、一般の人は10倍位に増えているような感覚を受けます。

特に、若い女性の方が増えたように思います。
あたり一面雲海に包まれた竹田城の世界は、ロマンチックで女子の心をうっとりさせるのでしょう。

そこに「歴女」や「城ガール」「山ガール」も加わるので女子は増加の一方です(笑)

ただ、真夜中からスタンバイしている身としては、夜明け前の、一番撮りたい時間帯にぞろぞろと
人が登ってくるのは正直ツライです。

一人だけ、とか二人だけとかならシルエットで絵になるのですが、老若男女色とりどりのウェアで
入り乱れた竹田城は風情が無い・・・。

最近はニュースやメディアで取り上げられる事も多く、旅行会社のツアーで来られる方も多いそうです。

今年4~6月の「サザエさん」ではオープニングに竹田城が登場。
5月には「恋人の聖地」にも認定されました。
8月公開の高倉健・田中裕子主演、映画「あなたへ」でも竹田城でロケが行われました。



今年の秋の雲海シーズンは昨年以上に人で溢れかえるでしょうね・・(^_^;)
撮影を終えて駐車場に戻ってくると、渋滞の列にびっくりします。

以前のようにじっくりと、竹田城の刻々と変化する風景を写真に収めるのはすごく難しくなってしまいました。

でも、カメラマンの為にある場所では無いので仕方がありません。
もう2、3ヶ月もするとまた雲海シーズンですが、竹田城の上からは撮らないと思います。

そういう事を思ってみると、今年は念願の竹田城の桜を収める事が出来て本当に良かったと思います。
来年またこんないい条件に恵まれるとは限らないし、いい条件だったとしても人で溢れかえるだろうし・・・。

いろいろ考えながら、秋にはまた竹田城の雲海を追ってみたいと思います。

長らく竹田城の桜にお付き合い頂いてありがとうございました(^_^)

※季節はずれですいませんでした(笑)

天上桜、春の讃歌に-

2012年07月22日 00時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

天上桜、春の讃歌に-

2012.4.18 兵庫県 竹田城址
Nikon F5、AF-S 24-70mm f2.8G ED / Velvia50 (ポジよりNikon COOLSCAN IV EDにてスキャン)


いつもご覧頂きありがとうございます。ぼちぼちと更新が出来つつります(^_^;)
まだ桜の写真ですが・・・(笑)


ふたつ前の記事の、もう少し朝陽が昇った時の1枚です。
これ以上陽が昇ると桜は白けますし、ND4ではちょっとコントロール出来ません。

遅れた来た人たちの為に場所を空けました。

真夜中に見た時は8分咲き程度に見えた桜も、春の陽に導かれて一気に花を咲かせたようでした。

朝陽を受けて輝く桜を眺めているとまだまだ日本にも美しい光景があったのかと実感させてくれました。

また来年運が良ければ違う角度からまたこの竹田城の桜を眺めていたいと思います。
多分、このアングルで撮る事は二度と無いと思いますが・・・(笑)



(次回、番外編で竹田城の桜を終わります)

天上桜~春色の宴に

2012年07月16日 00時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

天上桜~春色の宴に  

2012.4.18 兵庫県 竹田城址
Nikon F5、AF-S 24-70mm f2.8G ED / Velvia50 (ポジよりNikon COOLSCAN IV EDにてスキャン)



いつもご覧頂きありがとうございます。なかなか更新出来なくてすみません(^_^;)
まだ桜の写真です(笑)


朝陽が昇るとともに雲海に動きが出てきましたので天守に登ってみました。

ちょうど天守から見えるこの方角の桜がとても綺麗なのですが、続々と登ってくる観光客と
遅刻カメラマンをかわしながらの撮影です。

もう少しだけ広く撮影したかったのですが、こう人が多くてはほぼ不可能で、
これより少しでもワイドに振ると人が入ってしまいます。

まともに逆光の場面。
リバーサルでオーバーに振って撮るのは勇気が要るのですが、まだ残り枚数に余裕があったので助かりました。
2本持ってきておいて良かった・・・



目の前に広がる、ピンク色に染められた桜と雲海がつくり出した光景は天上の世界そのものでした。




「荒城の月」より

春高楼(こうろう)の花の宴(えん)
巡(めぐ)る盃(さかずき)かげさして


(解釈)
春には、もとここにあった城の中で、にぎやかな花見の宴がはられたにちがいない。
はずむ声。笑い、そして酒をくみかわす盃。


「荒城の月」のモデルとなったのは大分県竹田市の岡城であって、
この竹田城ではないのですが、この歌の世界とよく合っているように思います。


戦国の世には、ここに櫓が立っていたので桜もこんなにたくさんは無かったと思いますが
当時も、桜を愛でながら春を祝う人々で賑わっていたのでしょう。

それはこの現世においても変わっておらず、
皆、桜の樹の下でお弁当を広げたり、城跡を散策したり、スケッチをしたり、写真を撮ったり。
思い思いに桜を楽しんでいたのでした。



(つづく)